線をなぞる、点を順につなぐ。書字の前段階、目と手の協調の練習です。
書字が崩れているとき、いきなり文字を書かせても改善しないことがあります。線を引く、曲線をたどる、といった運筆そのものが安定していないと、文字の形は整いません。麻痺側で書く練習を始めるとき、あるいは利き手を交換するときは、まずここから入ります。
なぞり書きは、レベルが上がると線が細く、曲がりが多くなります。太い直線から始めて、細い曲線まで持っていきます。点つなぎは、点の数が増え、間隔が不規則になります。
運筆の課題は、紙をどこに置くかで結果が変わります。体の正中に置くのが基本ですが、半側空間無視があるときは、あえて健側寄りに置いて成功させてから、少しずつ中央に戻していく段階付けもあります。毎回同じ位置に置いて、変化が姿勢由来でないことを確認してください。
このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。