印刷して使う訓練プリント 60種
無料・A4・登録不要
キャビネット 0
訓練教材ラボ > 図形模写

図形模写

左の見本を見ながら、右の空いた枠に同じ図形を写します。単純な図形から、立方体、重なった図形、部品の多い複合図形まで5段階です。

写した図の「どこが崩れたか」を見る

図形模写は、できた・できないより崩れ方に情報があります。同じ「写せなかった」でも、次の見方で中身が違います。

右半球損傷では全体の輪郭は崩れるのに細部は残りやすく、左半球損傷では輪郭は保たれるのに細部が抜けやすい、とよく言われます。目安なので決めつけには使わず、他の所見と合わせて見てください。

レベルの中身

描く順番も記録する

複合図形では、どこから描き始めたかで方略が見えます。外枠から描いて中を埋める方は全体を先につかめています。端の部品から1つずつ足していく方は、部分から組み立てていて、途中で全体がずれやすい。可能なら、描いた順に色ペンを変えてもらうと後で読み返せます。

立方体が描けないとき

立方体はもともと難しい課題で、健常の高齢者でも崩れることがあります。立方体だけで判断せず、レベル2の平面の組み合わせが写せるかを先に確かめてください。平面が写せて立体だけ崩れるなら、奥行きの表現の問題として扱えます。

よくある質問

見本を見ないで描く(再生)にも使えますか
使えます。見本の側を紙で隠すか、見本だけ先に見せてから折って描いてもらってください。視覚性の記憶の課題になります。
枠からはみ出して描いてしまう
はみ出し方も記録してください。右の枠の右寄りにだけ小さく描くなら、空間の使い方が右に偏っている可能性があります。
点を結ぶ形のほうがやりやすい方には
点図形は、格子点が手がかりになるぶん取り組みやすく、線の位置や長さのずれも数えやすい形です。

このページで作った教材は、臨床・授業・家庭学習で自由に印刷して使えます。 内容は言語聴覚士が監修していますが、対象者への適用の可否は担当の専門職が判断してください。