STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第16回 言語聴覚士国家試験 第39問

音声学第16回
同じ構音位置の子音を3つ含むのはどれか。
  1. 1.ふきぬけ(吹き抜け)
  2. 2.かやぶき(茅葺き)
  3. 3.たかなみ(高波)
  4. 4.さかだる(酒樽) ✓
  5. 5.ひやむぎ(冷麦)

正答:4番

解説
■ 正答:4番 — さかだる(酒樽) 「さかだる」に含まれる子音を調べると、[s]・[k]・[d]・[r]となり、このうち[k]と[d]が同じ構音位置(歯茎音)を持つのではなく、実は[s]・[k]が両方含まれます。正確には、この問題は構音位置が同じ3つ以上の子音を含む語を選ぶもので、「さかだる」は軟口蓋音[k]と歯茎音[s]と歯茎音[d]を含んでいます。より正確には、[k](軟口蓋音)、[d](歯茎音)、[r](歯茎音)で、歯茎音が2つです。さらに再検討すると、[s](歯茎音)・[k](軟口蓋音)・[d](歯茎音)・[r](歯茎音)という構成で、歯茎音が3つ([s]・[d]・[r])含まれるため、同じ構音位置の子音が3つある唯一の選択肢です。 --- 【各選択肢の解説】 1. ふきぬけ(吹き抜け) ❌ 誤り。含まれる子音は[f](唇歯音)・[k](軟口蓋音)・[n](鼻音/歯茎音)・[k](軟口蓋音)・[n](鼻音)。軟口蓋音[k]が2つ含まれますが、他の構音位置の子音も混在しており、同じ位置が3つ以上ではありません。 2. かやぶき(茅葺き) ❌ 誤り。含まれる子音は[k](軟口蓋音)・[j](硬口蓋音)・[b](両唇音)・[k](軟口蓋音)・[i](母音)・[k](軟口蓋音)。軟口蓋音[k]が3つありますが、他に両唇音[b]や硬口蓋音[j]も含まれており、「同じ構音位置の子音が3つ」という要件を満たしていません。 3. たかなみ(高波) ❌ 誤り。含まれる子音は[t](歯茎音)・[k](軟口蓋音)・[n](鼻音/歯茎音)・[m](両唇鼻音)。歯茎音は[t]と[n]の2つだけであり、3つ以上の同じ構音位置の子音がありません。 4. さかだる(酒樽) ✅ 正しい。含まれる子音は[s](歯茎音)・[k](軟口蓋音)・[d](歯茎音)・[r](歯茎音)・[u](母音)。このうち[s]・[d]・[r]が全て歯茎音であり、同じ構音位置の子音が3つ含まれています。これが唯一の正答です。 5. ひやむぎ(冷麦) ❌ 誤り。含まれる子音は[h](軟口蓋音/咽頭音)・[j](硬口蓋音)・[m](両唇鼻音)・[g](軟口蓋音)。軟口蓋音は[h]と[g]の2つであり、同じ構音位置の子音が3つ以上ありません。 --- 【試験対策ポイント】 **構音位置(調音点)の分類** | 構音位置 | 特徴 | 代表的な子音 | |---------|------|-----------| | 両唇音 | 上下唇が接触 | [p]・[b]・[m] | | 唇歯音 | 下唇が上歯に接触 | [f]・[v] | | 歯茎音
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