STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第19回 言語聴覚士国家試験 第44問

言語学第19回
動詞「かえる」を表す形態素のうち類義の書き分けでないのはどれか。
  1. 1.
  2. 2.
  3. 3.返 ✓
  4. 4.
  5. 5.

正答:3番

解説
■ 正答:3番 — 返 「かえる」という動詞は複数の漢字で表されますが、1・2・4・5はいずれも「別のものに置き換える」という類義の意味を持つ一方、「返」は「戻す」という異なる意味を持つため、類義の書き分けの範囲外です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 変 ✅ 類義の書き分けに含まれます。「状態・性質が異なる別のものになる」という意味で、「天気が変わる」「気分が変わる」のように使用されます。 2. 替 ✅ 類義の書き分けに含まれます。「別のものと置き換える」という意味で、「古いものを新しいものに替える」のように使用されます。 3. 返 ❌ 誤り。「返す」は「戻す・返す」という意味であり、「元の状態に戻す」ことを表します。「借りたものを返す」「返事をする」など、置き換えではなく「復帰」の意味を持つため、類義の書き分けのグループに属しません。 4. 代 ✅ 類義の書き分けに含まれます。「他のもので代わりにする」という置き換えの意味で、「人を代わりにする」「代わる」のように使用されます。 5. 換 ✅ 類義の書き分けに含まれます。「一方のものを他方と交換する」という意味で、「ドルに換える」「通貨を換える」のように使用されます。 --- 【試験対策ポイント】 | 漢字 | 意味 | 用例 | グループ | |---|---|---|---| | 変 | 状態・性質が異なる別のものになる | 天気が変わる | 類義グループ | | 替 | 別のものと置き換える | 古い靴を新しい靴に替える | 類義グループ | | 返 | 戻す・復帰させる | 本を返す・返事をする | 異なる意味 | | 代 | 他のもので代わりにする | 友人の代わりに出席する | 類義グループ | | 換 | 一方のものを他方と交換する | ドルに換える | 類義グループ | 【出題のポイント】 「かえる」には大きく2つの意味体系が存在: - 「置き換え系」(変・替・代・換):別のものに置き替わる・置き換える - 「復帰系」(返):もとに戻す 問題文の「類義の書き分けでない」という問い方は、「他の4つとは意味が異なる1つを選ぶ」という指示。返は復帰系に属するため、正答となります。
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