第28回 言語聴覚士国家試験 第144問
言語学第28回
第28回 言語聴覚士国家試験 第144問(言語学)の正答は 3 です。派生語は、語の根(語基)に接頭辞や接尾辞が付いてできた語である。
この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30.5%難問
131人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 抽象化
派生語は、語の根(語基)に接頭辞や接尾辞が付いてできた語である。「抽象化」は「抽象」に接尾辞「化」が付いた派生語である。選択肢3が正しい。複合語(二つ以上の語基の結合)や畳語とは区別される。
【各選択肢の解説】
1. 泣く泣く
❌ 同じ語を重ねた畳語であり、派生語ではない。
❌ 同じ語を重ねた畳語であり、派生語ではない。
2. ワープロ
❌ 「ワードプロセッサ」を縮めた短縮語(複合語の略)である。
❌ 「ワードプロセッサ」を縮めた短縮語(複合語の略)である。
3. 抽象化
✅ 正しい(=正答)。「抽象」+接尾辞「化」からなる派生語である。
✅ 正しい(=正答)。「抽象」+接尾辞「化」からなる派生語である。
4. 高校野球
❌ 「高校」+「野球」という二つの語基からなる複合語である。
❌ 「高校」+「野球」という二つの語基からなる複合語である。
5. やぶく(破く)
❌ 単一の語であり、接辞による派生語ではない。
❌ 単一の語であり、接辞による派生語ではない。
【試験対策ポイント】
語の構成は「単純語・派生語・複合語」に分けられる。派生語は語基+接辞(化・的・さ・お〜・ご〜など)、複合語は語基+語基(高校+野球)で構成される。畳語(重ね言葉)や短縮語とも区別して整理する。
| 種類 | 例 |
|---|---|
| 派生語 | 抽象化・重要性・お米 |
| 複合語 | 高校野球・山桜 |
| 畳語 | 泣く泣く・人々 |
接辞によって品詞や意味が加わる点が派生の特徴であり、語形成の分析の基本となる。たとえば接尾辞「化」は名詞に付いて「〜にする・〜になる」という動作の意味を加え、「さ」は形容詞を名詞化する。語をどの要素に分け、どの接辞が何を加えているかを分析する力は、語彙指導の基礎にもなる。複合語は二つ以上の語基が対等に結びつくのに対し、派生語は語基に接辞が付く点で区別される。この違いを意識すると、語の構造を整理しやすく、新しい語の意味も推測しやすくなる。
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