STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第23回 言語聴覚士国家試験 第1問

医学総論第23回

第23回 言語聴覚士国家試験 第1問(医学総論)の正答は 2 です。日常診療におけるインフォームドコンセント(IC)は、患者が医療行為の内容・危険性・代替案などの十分な説明を受けた上で、自らの意思で同意・選択する手続きである。

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問題
日常診療におけるインフォームドコンセントについて誤っているのはどれか。
  1. 1.医療行為について説明された上での同意である。
  2. 2.ヘルシンキ宣言で規定されている。
  3. 3.患者の権利と関係している。
  4. 4.起こり得る危険性を説明しなければならない。
  5. 5.自律尊重原則に則った行為である。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — ICを直接規定するのはリスボン宣言(ヘルシンキ宣言は研究倫理)

日常診療におけるインフォームドコンセント(IC)は、患者が医療行為の内容・危険性・代替案などの十分な説明を受けた上で、自らの意思で同意・選択する手続きである。患者の自己決定権(自律尊重原則)を保障するもので、医の倫理の根幹をなす。


【各選択肢の解説】

1. 医療行為について説明された上での同意である。 — ❌ 正しい。ICの定義そのもので、十分な情報提供を前提とした同意を指す。

2. ヘルシンキ宣言で規定されている。 — ✅誤り(=正答)。日常診療における患者の権利としてのICを規定するのはリスボン宣言である。ヘルシンキ宣言は「人を対象とする医学研究」の倫理原則であり、診療一般のICを定めたものではない。

3. 患者の権利と関係している。 — ❌ 正しい。ICは患者の自己決定権・知る権利に基づく。

4. 起こり得る危険性を説明しなければならない。 — ❌ 正しい。合併症や危険性の説明はICに不可欠である。

5. 自律尊重原則に則った行為である。 — ❌ 正しい。ICは医療倫理4原則の自律尊重原則を具体化したものである。

【試験対策ポイント】

ICに関わる宣言の役割を区別する。リスボン宣言=患者の権利(IC・自己決定)、ヘルシンキ宣言=医学研究の倫理、ジュネーブ宣言=医師の職業倫理(現代版ヒポクラテスの誓い)。「日常診療のIC」を問われたらヘルシンキは誤り。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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