STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第28回 言語聴覚士国家試験 第52問

医学総論第28回

第28回 言語聴覚士国家試験 第52問(医学総論)の正答は 1 です。医療倫理の4原則は、自律尊重・善行・無危害・正義である。

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問題
医療倫理において、パターナリズムを否定するのはどれか。
  1. 1.自律尊重 ✓
  2. 2.善行
  3. 3.無危害
  4. 4.正義
  5. 5.博愛

正答:1番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 48.7%難問

413人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 自律尊重

医療倫理の4原則は、自律尊重・善行・無危害・正義である。パターナリズム(父権主義)は、医療者が患者本人の意思や選択を差し置いて「本人のためによかれ」と判断・決定する態度を指す。これに正面から対立し、患者自身の自己決定権を重んじるのが自律尊重の原則である。


【各選択肢の解説】

1. 自律尊重
✅ 正しい。患者自身の意思・自己決定を尊重する原則で、パターナリズムを否定する(=正答)。インフォームド・コンセントの倫理的根拠でもある。
2. 善行
❌ 誤り。患者の利益(益)を最大化する原則。「本人のため」を理由にパターナリズムを正当化する側に働くこともある。正しくはパターナリズムを否定するのは自律尊重の原則である。
3. 無危害
❌ 誤り。患者に害を与えない原則で、自己決定の尊重とは別の観点。正しくは害を避けることを求める原則で、パターナリズムを否定するのは自律尊重である。
4. 正義
❌ 誤り。医療資源や負担を公平に配分する原則で、パターナリズムの否定とは直接結びつかない。正しくは公平・公正な配分を求める原則である。
5. 博愛
❌ 誤り。医療倫理4原則には含まれない概念で、設問の趣旨と合わない。正しくは4原則は自律尊重・善行・無危害・正義である(Beauchamp & Childress『生命医学倫理の原則』)。

【試験対策ポイント】

4原則は「自律尊重・善行・無危害・正義」で暗記する。パターナリズムは医療者主導の決定で、患者の自律と対立する。インフォームド・コンセントは、十分な説明を受けたうえで患者が自ら選択するという、自律尊重を具体化した手続きである。

原則内容
自律尊重患者の自己決定を尊重
善行患者の利益を図る
無危害害を与えない
正義公平・公正な配分

近年は、医療者と患者が情報を共有し協働して方針を決める共同意思決定(SDM)が重視されている。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士が、臨床の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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