第24回 言語聴覚士国家試験 第76問
第24回 言語聴覚士国家試験 第76問(音声障害)の正答は 1 です。喉頭内視鏡所見では、発声時にも声門が十分に閉じず間隙が残り、声帯表面の不整がみられる(声門閉鎖不全を伴う器質的声帯病変)。
- 1.無力性の増大 ✓
- 2.声域の狭小化
- 3.VHIスコアの高値
- 4.最長発声持続時間の短縮
- 5.声の高さのゆらぎの増大
正答:1番
初回正答率 43.9%難問
57人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
喉頭内視鏡所見では、発声時にも声門が十分に閉じず間隙が残り、声帯表面の不整がみられる(声門閉鎖不全を伴う器質的声帯病変)。この病態では粗糙性とゆらぎを主体とする音声変化が生じ、無力性(声の力のなさ)の増大が前景に立つ典型ではない。
【各選択肢の解説】
1.無力性の増大 — ✅誤り(=正答)。本病態では粗糙性・努力性が主で、無力性が特徴的に増大するわけではない。
2.声域の狭小化 — ❌ 正しい。声帯振動の障害で出せる高さの幅が狭まる。
3.VHIスコアの高値 — ❌ 正しい。音声障害による生活への支障が大きく高値となる。
4.最長発声持続時間の短縮 — ❌ 正しい。声門閉鎖不全による息もれでMPTは短縮する。
5.声の高さのゆらぎの増大 — ❌ 正しい。振動の不規則性によりジッター(ピッチのゆらぎ)が増大する。
【試験対策ポイント】
声の質はGRBAS尺度で評価する:G(嗄声の程度)・R(粗糙性)・B(気息性)・A(無力性)・S(努力性)。器質的声帯病変では粗糙性・ゆらぎ・声域狭小・MPT短縮・VHI高値が現れる。所見と音声特徴を結びつけて、典型でない特徴を見抜く。
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