第28回 言語聴覚士国家試験 第174問
第28回 言語聴覚士国家試験 第174問(音声障害)の正答は 3 です。音声障害診療ガイドライン(2018年版)の音声障害分類表では、心因性発声障害は「機能性発声障害」に分類され、「その他の音声障害」には含まれない。
- 1.変声障害
- 2.仮声帯発声
- 3.心因性発声障害 ✓
- 4.奇異性声帯運動
- 5.筋緊張性発声障害
正答:3番
初回正答率 44.3%難問
140人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
音声障害診療ガイドライン(2018年版)の音声障害分類表では、心因性発声障害は「機能性発声障害」に分類され、「その他の音声障害」には含まれない。選択肢3が該当する。
【各選択肢の解説】
❌ 「その他の音声障害」に分類される。変声期を過ぎても高い声が続くなどの障害。
❌ 「その他の音声障害」に分類される。仮声帯を用いた発声である。
✅ 「その他の音声障害」に分類されない(=正答)。心理的要因による発声障害で、機能性発声障害に分類される。
❌ 「その他の音声障害」に分類される。吸気時などに声帯が異常に閉じる病態。
❌ 「その他の音声障害」に分類される。喉頭周囲の過剰な筋緊張による発声障害。
【試験対策ポイント】
音声障害は器質性・運動障害性・機能性・その他などに分類される。心理的要因による心因性発声障害は機能性発声障害に位置づけられる。一方、変声障害・仮声帯発声・奇異性声帯運動・筋緊張性発声障害などは「その他の音声障害」に分類される。
| 分類 | 例 |
|---|---|
| 機能性発声障害 | 心因性発声障害 |
| その他の音声障害 | 変声障害・仮声帯発声・筋緊張性発声障害 |
ガイドラインの分類は評価や治療方針の整理に役立つため、代表的な疾患がどの群に入るかを押さえておきたい。とくに、声帯に器質的な異常がないのに発声が障害される機能性の病態の位置づけを確認しておくとよい。心因性発声障害では、強いストレスや心理的葛藤を背景に失声(声が出ない)や嗄声を生じることがあり、器質的所見と症状が一致しない点が手がかりとなる。心理的支援と並行して、発声を引き出す音声治療が行われることも理解しておきたい。
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