STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第26回 言語聴覚士国家試験 第44問

言語学第26回

第26回 言語聴覚士国家試験 第44問(言語学)の正答は 3・4 です。「嬉しゅうございます」を「嬉しいでございます」と言う現象の説明として誤っているものを2つ選ぶ問題である。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
「嬉しゅうございます」を「嬉しいでございます」と言う人がいる場合、説明として誤っているのはどれか。
  1. 1.ウ音便を避けた。
  2. 2.引用形式を用いた。
  3. 3.助詞を補った。
  4. 4.新たな尊敬語ができた。
  5. 5.単純化した。

正答:3・4番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:3・4番 — 助詞を補った/新たな尊敬語ができた

「嬉しゅうございます」を「嬉しいでございます」と言う現象の説明として誤っているものを2つ選ぶ問題である。「助詞を補った(3)」「新たな尊敬語ができた(4)」は誤った説明で、3・4が正答である。


【各選択肢の解説】

1. ウ音便を避けた
❌ 適切な説明。「嬉しゅう」のウ音便を使わず「嬉しい」に戻している。
2. 引用形式を用いた
❌ 適切な説明。終止形「嬉しい」をそのまま用いる形になっている。
3. 助詞を補った
✅ 誤り(=正答)。「で」は助詞の補充ではなく、丁寧表現の過剰適用であり、助詞を補ったとはいえない。
4. 新たな尊敬語ができた
✅ 誤り(=正答)。これは丁寧語の単純化・過剰般化であって、尊敬語の新設ではない。
5. 単純化した
❌ 適切な説明。形容詞+ですの規則を当てはめた単純化(規則化)と説明できる。

【試験対策ポイント】

「嬉しいでございます」は、ウ音便(嬉しゅう)を避け、終止形に丁寧表現を機械的に付した過剰般化・単純化と説明できる。これを「助詞の補充」や「尊敬語の新設」と捉えるのは誤り。敬語の種類(尊敬・謙譲・丁寧)と、規則の過剰適用という現象の区別が問われる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第26回 全問一覧

▶ 言語学 の過去問一覧

スポンサーリンク