STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第26回 言語聴覚士国家試験 第45問

言語学第26回
音節数とモーラ数が一致が一致するのはどれか。
  1. 1.象(ぞう)
  2. 2.汽車(きしゃ) ✓
  3. 3.時計(とけい)
  4. 4.蜜柑(みかん)
  5. 5.切符(きっぷ)

正答:2番

解説
# 第26回 第45問 解説 ■ 正答:2番 — 汽車(きしゃ) 汽車(きしゃ)は「き・しゃ」と分けられ、音節数2、モーラ数も2で一致します。拗音「しゃ」は1音節かつ1モーラとして数えるため、両者が等しくなります。日本語では特殊拍(長音・撥音・促音)を含む場合に音節数とモーラ数がずれるのがポイントです。 --- 【各選択肢の解説】 1. 象(ぞう) ❌ 誤り。「ぞう」は長音を含み、音節数は1(「ぞー」と一塊)、モーラ数は2(ぞ・う)で一致しません。 2. 汽車(きしゃ) ✅ 正しい。「き・しゃ」で音節数2、モーラ数2。拗音「しゃ」は1音節1モーラとして扱われるため一致します。 3. 時計(とけい) ❌ 誤り。「とけい」は実際の発音では「とけー」と長音化するため音節数2、モーラ数3(と・け・い)で一致しません。 4. 蜜柑(みかん) ❌ 誤り。「みかん」は音節数2(み・かん)、モーラ数3(み・か・ん)。撥音「ん」は1モーラだが独立した音節を作らないため一致しません。 5. 切符(きっぷ) ❌ 誤り。「きっぷ」は音節数2(きっ・ぷ)、モーラ数3(き・っ・ぷ)。促音「っ」も1モーラだが独立音節にならないため一致しません。 --- 【試験対策ポイント】 日本語の**特殊拍(特殊モーラ)**=**長音(ー)・撥音(ん)・促音(っ)**を含む語では、**モーラ数>音節数**となります。 - **モーラ(拍)**:時間的に等しい単位。仮名1文字=1モーラ(拗音「ゃゅょ」は前の文字と合わせて1モーラ)。 - **音節(シラブル)**:母音を核とするまとまり。特殊拍は単独で音節を作らない。 覚え方:**「長音・撥音・促音が入っていたら音節数とモーラ数はズレる」**。逆に言えば、これらを含まない語(拗音は含んでもOK)では一致します。失語症や構音障害の評価でモーラ分解課題が出るため、ST国試では頻出テーマです。
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