STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第27回 言語聴覚士国家試験 第141問

聴覚心理学第27回

第27回 言語聴覚士国家試験 第141問(聴覚心理学)の正答は 5 です。周波数弁別に関して誤っているものを問う問題である。

STワンコイン模試 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。申込・受験に締切なし、いつ受けても順位と本試験換算をその都度集計。次回は第2回 基準日2026年11月21日。
問題
周波数のわずかに異なる二つの純音を連続的に提示し、どちらが高いかを 判断させた。誤っているのはどれか。
  1. 1.周波数弁別閾は正答率が75%となるときの2音の周波数差として求められる。
  2. 2.刺激音の周波数を大きくすると周波数弁別閾も単調に増加する。
  3. 3.刺激音の持続時間が長い方が周波数弁別閾が小さくなる。
  4. 4.相対弁別閾(比弁別閾)は刺激音が1~2kHzで最小値を示し、周波数の上昇に伴って増大する。
  5. 5.周波数弁別閾は臨界帯域幅に等しい。

正答:5番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 35.8%難問

120人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:5番 — 周波数弁別閾は臨界帯域幅に等しい

周波数弁別に関して誤っているものを問う問題である。周波数弁別閾(DLF)は臨界帯域幅よりはるかに小さく、両者は等しくない。選択肢5が誤りである。


【各選択肢の解説】

1. 周波数弁別閾は正答率が75%となるときの2音の周波数差として求められる
❌ 正しい。二肢強制選択で正答率75%となる差として定義される。
2. 刺激音の周波数を大きくすると周波数弁別閾も単調に増加する
❌ 正しい。高い周波数ほど弁別閾(絶対値)は大きくなる。
3. 刺激音の持続時間が長い方が周波数弁別閾が小さくなる
❌ 正しい。提示時間が長いほど弁別しやすくなる。
4. 相対弁別閾(比弁別閾)は刺激音が1〜2kHzで最小値を示し、周波数の上昇に伴って増大する
❌ 正しい。中音域で最も鋭敏になる。
5. 周波数弁別閾は臨界帯域幅に等しい
✅ 誤り(=正答)。周波数弁別閾は臨界帯域幅よりずっと小さく、等しくはない。

【試験対策ポイント】

周波数弁別閾(DLF)は「どちらが高いか」を区別できる最小の周波数差で、臨界帯域幅(マスキングなどに関わる帯域)よりはるかに小さい。両者は別概念で大きさも異なる。DLFは中音域で相対的に最も小さく、持続時間が長いほど小さくなる。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題の初回正答率は35.8%——受験者の64%が落としている難問です。こういう範囲は1問ずつ解説を読んでも埋まりません。ST国試ノートなら「なぜそうなるか」を頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
既卒・浪人の方へ 解く力はあるのに、一人だと計画が崩れる——そんな人のための伴走型プログラム「ST既卒プレミアム」。あなた専用のロードマップと、毎週届く「今やること」で、次の国試まで隣を走ります。2026年9月7日スタート・以降も随時受付。お申し込みから8日以内なら全額返金。 詳しく見る ▶
スポンサーリンク(広告)

🗺️ ST-Toolbox の無料サービス リハ就職マップ | STの就職先を公的データから探す 見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(成人・小児・聴覚・生活期(介護施設))と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国14,201か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。 別タブでさがす →
関連

▶ 第27回 全問一覧

▶ 聴覚心理学 の過去問一覧

スポンサーリンク(広告)