第28回 言語聴覚士国家試験 第124問
聴覚心理学第28回
第28回 言語聴覚士国家試験 第124問(聴覚心理学)の正答は 2 です。認知心理学の用語と概念の対応を問う問題である。
問題
誤っている組合せはどれか。
- 1.初頭効果 - リハーサル
- 2.文脈効果 - ボトムアップ処理 ✓
- 3.マッカロー効果 - 残効
- 4.ストループ効果 - 認知的葛藤
- 5.カクテルパーティー効果 - 選択的注意
正答:2番
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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)
初回正答率 30.4%難問
115人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 文脈効果とボトムアップ処理(誤り)
認知心理学の用語と概念の対応を問う問題である。文脈効果は、周囲の文脈(前後関係や全体の枠組み)が個々の刺激の知覚・理解を助ける現象で、上位の知識から働きかけるトップダウン処理にあたる。「ボトムアップ処理」との組合せは誤りである。
【各選択肢の解説】
1. 初頭効果 - リハーサル
❌ 正しい組合せ。系列の最初の項目がよく記憶されるのは、リハーサルによって長期記憶に移行しやすいためと説明される。
❌ 正しい組合せ。系列の最初の項目がよく記憶されるのは、リハーサルによって長期記憶に移行しやすいためと説明される。
2. 文脈効果 - ボトムアップ処理
✅ 誤り(=正答)。文脈効果は文脈という上位情報が知覚を導くトップダウン処理であり、ボトムアップ処理ではない。
✅ 誤り(=正答)。文脈効果は文脈という上位情報が知覚を導くトップダウン処理であり、ボトムアップ処理ではない。
3. マッカロー効果 - 残効
❌ 正しい組合せ。色と方位の対提示後に生じる、知覚の残効の一種である。
❌ 正しい組合せ。色と方位の対提示後に生じる、知覚の残効の一種である。
4. ストループ効果 - 認知的葛藤
❌ 正しい組合せ。文字の色名呼称で、語の意味と色が干渉して葛藤が生じる現象。
❌ 正しい組合せ。文字の色名呼称で、語の意味と色が干渉して葛藤が生じる現象。
5. カクテルパーティー効果 - 選択的注意
❌ 正しい組合せ。雑音の中で必要な音声に注意を向けて聞き取る、選択的注意の例。
❌ 正しい組合せ。雑音の中で必要な音声に注意を向けて聞き取る、選択的注意の例。
【試験対策ポイント】
情報処理には、感覚入力から積み上げるボトムアップ処理と、知識・文脈から働きかけるトップダウン処理がある。文脈効果はトップダウンの代表例である。各認知効果の名称と内容をセットで整理しておく。
| 用語 | 概念 |
|---|---|
| 文脈効果 | トップダウン処理 |
| ストループ効果 | 認知的葛藤 |
| カクテルパーティー効果 | 選択的注意 |
トップダウンとボトムアップは協調して働き、あいまいな入力でも文脈の助けで素早く理解できる。
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