第28回 言語聴覚士国家試験 第1問
第28回 言語聴覚士国家試験 第1問(リハ概論)の正答は 5 です。ICF(国際生活機能分類, 2001年)の生活機能は「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の3つのレベルで構成され、これに背景因子として「環境因子」「個人因子」が加わる。
- 1.活動
- 2.参加
- 3.環境因子
- 4.個人因子
- 5.社会的不利 ✓
正答:5番
初回正答率 88.4%やさしい
302人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
ICF(国際生活機能分類, 2001年)の生活機能は「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の3つのレベルで構成され、これに背景因子として「環境因子」「個人因子」が加わる。社会的不利(handicap)は旧分類ICIDH(1980年)の用語であり、ICFでは用いない。ICFは各要素が相互に影響し合う「相互作用モデル」を採用し、否定的側面を「参加制約」と表現する点が特徴である。
【各選択肢の解説】
❌ ICFの生活機能の一要素(課題・行為の遂行)であり、構成要素にあたる。実行状況と能力の両面で評価する。
❌ 生活・人生場面への関わりを表す生活機能の一要素で、構成要素にあたる。
❌ 物的・人的・社会的環境を表す背景因子の一つで、構成要素にあたる。促進因子にも阻害因子にもなる。
❌ 年齢・性別・価値観など個人の特性を表す背景因子で、構成要素にあたる。
✅ ICIDHの用語であり、ICFの構成要素ではない(=正答)。ICFでは「参加制約」がこれに対応する。
【試験対策ポイント】
ICFは障害をマイナス面だけでなく、生活機能というプラス面から捉え直した点が特徴。ICIDHが一方向の因果モデルだったのに対し、ICFは双方向の相互作用モデルである。ICIDHからの用語の対応を押さえる。
| ICIDH(1980) | ICF(2001) |
|---|---|
| 機能・形態障害 | 心身機能・身体構造 |
| 能力低下 | 活動(制限) |
| 社会的不利 | 参加(制約) |
| (背景の概念なし) | 環境因子・個人因子 |
「社会的不利」「能力低下」「機能障害」が選択肢に並んだらICIDHの用語と判断する。
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