第28回 言語聴覚士国家試験 第2問
内科学第28回
生活習慣病はどれか。
- 1.1型糖尿病
- 2.潰瘍性大腸炎
- 3.関節リウマチ
- 4.パーキンソン病
- 5.アルコール性肝炎 ✓
正答:5番
解説
# 第28回 第2問 解説
■ 正答:5番 — アルコール性肝炎
アルコール性肝炎は、過剰なアルコール摂取という生活習慣が直接的な原因となる疾患です。長期的なアルコール摂取により肝細胞が障害され、炎症と脂肪沈着が生じます。生活習慣の是正(禁酒)により進行を防ぐことができるという点でも、生活習慣病の定義と合致します。
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【各選択肢の解説】
1. **1型糖尿病**
❌ 誤り。1型糖尿病は自己免疫疾患であり、遺伝的素因と環境因子(ウイルス感染など)の組み合わせによって膵臓β細胞が破壊される疾患です。生活習慣が主要な原因ではありません。一方、2型糖尿病は生活習慣病に分類されます。
2. **潰瘍性大腸炎**
❌ 誤り。潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に潰瘍を形成する炎症性腸疾患(IBD)であり、自己免疫疾患に分類されます。発症機序は遺伝的素因と環境因子の相互作用であって、喫煙や食生活などの生活習慣が直接的原因ではありません。
3. **関節リウマチ**
❌ 誤り。関節リウマチは自己免疫疾患であり、遺伝的素因と免疫学的異常が背景にあります。生活習慣の改善では発症を防ぎ難く、生活習慣病には分類されません。
4. **パーキンソン病**
❌ 誤り。パーキンソン病は神経変性疾患であり、中脳黒質のドパミン産生ニューロンの変性・脱落が特徴です。生活習慣が主要な原因ではなく、加齢に伴う神経変性が基本メカニズムであるため生活習慣病に分類されません。
5. **アルコール性肝炎**
✅ 正しい。アルコール性肝炎は過度なアルコール摂取という**修正可能な生活習慣**が直接的原因です。禁酒や飲酒量の制限で病態の進行を防ぎ、回復も期待できます。
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【試験対策ポイント】
**生活習慣病の定義:**
国家試験では「生活習慣が主要な原因であり、禁煙・減塩・節酒など生活習慣の改善で予防・進行阻止が可能な疾患」として定義されます。
**生活習慣病の代表例:**
- **糖尿病**(特に2型):肥満・食生活・運動不足
- **高血圧**:塩分過剰・喫煙・ストレス
- **脂質異常症**:飽和脂肪摂取過多
- **虚血性心疾患・脳卒中**:上記の危険因子の蓄積
- **COPD**(慢性閉塞性肺疾患):喫煙
- **アルコール関連疾患**:過度のアルコール摂取(肝炎・肝硬変・膵炎)
- **肥満**:過食・運動不足
**自己免疫疾患との区別(頻出):**
潰瘍性大腸炎・関節リウマチ・1型糖尿病は、いずれも生活習慣が直接原因ではなく、**遺伝的素因と免疫学的異常が主体**です。禁煙などの生活習慣改善は症状管理に有用ですが、発症そのものの予防効果は限定的です。
**神経変性疾患との区別:**
パーキンソン病は加齢に伴