STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第28回 言語聴覚士国家試験 第11問

リハ概論第28回
誤っている組合せはどれか。
  1. 1.医師 - リハビリテーション処方
  2. 2.看護師 - 家族指導
  3. 3.作業療法士 - 家屋評価
  4. 4.理学療法士 - 下肢装具作製 ✓
  5. 5.介護支援専門員 - ケアプラン作成

正答:4番

解説
# 第28回 第11問 解説 ■ 正答:4番 — 理学療法士 - 下肢装具作製 **理学療法士は装具の適応判定・処方提案・訓練は行いますが、装具の「製作」そのものは義肢装具士(国家資格)の専門領域です。** リハチームの各職種の役割を正確に区別する問題です。 --- 【各選択肢の解説】 1. 医師 - リハビリテーション処方 ✅ 正しい。医師がリハビリテーション医学的評価に基づいて処方せん(リハ処方箋)を発行するのは医師の法定職務です。PT・OT・言語聴覚士はこの処方に基づいて訓練を実施します。 2. 看護師 - 家族指導 ✅ 正しい。看護師はADL訓練・嚥下指導・排泄管理・褥瘡ケア・服薬指導など日常的なケアの中で家族や患者教育を行う重要な役割を担います。 3. 作業療法士 - 家屋評価 ✅ 正しい。作業療法士は上肢機能・日常生活動作・認知機能の評価と同時に、**家屋改修の必要性判定・段差解消・手すり設置位置の提案など家屋環境整備**の専門家として評価・提案を行います。これはADL・IADL改善のための重要な職務です。 4. 理学療法士 - 下肢装具作製 ❌ **誤り。装具の製作は義肢装具士の専門領域。** 理学療法士の職務は: - 装具の適応判定(どんな装具が必要か) - 処方提案(医師に向けた提案) - 装具装着後の訓練・歩行指導 - 適合性の確認と調整の指示 **製作業務は義肢装具士が担当します。** 5. 介護支援専門員 - ケアプラン作成 ✅ 正しい。介護支援専門員(ケアマネジャー)は「要介護認定」を受けた人の**ケアプラン(介護サービス計画)を作成する**ことが法的に定められた主要職務です。本人・家族の希望と介護保険の給付範囲を考慮しながらプランを作成します。 --- 【試験対策ポイント】 **リハビリテーションチームの職種別役割(頻出)**: | 職種 | 法的権限・専門領域 | ポイント | |---|---|---| | **医師** | 疾患診断・リハ処方・障害評価・医学的管理 | リハ医学医が中心。処方箋が全ての訓練の根拠 | | **理学療法士(PT)** | 運動機能・歩行・移乗・姿勢の評価と訓練。**装具の適応判定と処方提案** | 装具の製作は❌ | | **作業療法士(OT)** | 上肢機能・ADL・IADL・認知機能・**家屋環境評価** | 日常生活の自立度向上が目標 | | **言語聴覚士(ST)** | 音声・言語・嚥下・聴覚の評価と訓練 | 医師の指示下で医療を行う(名称独占) | | **看護師** | 生活場面でのADL訓練・患者/家族教育・褥瘡ケア・排泄管理 | 基本的ケアの中での指導が得意 | | **義肢装具士** | **装具・義肢の製作と調整** | 理学療法士の提案を受けて製作するパートナー職 | | **介護支援専門員** | **ケアプラン作成・介護保険給付の管理** | リハ
関連

▶ 第28回 全問一覧

▶ リハ概論 の過去問一覧