STカコモン — 言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第23回 言語聴覚士国家試験 第149問

リハ概論第23回
誤っている組合せはどれか。
  1. 1.医学リハビリテーション ――― 原因疾患の治療 ✓
  2. 2.地域リハビリテーション ――― 訪問や通所による支援の活用
  3. 3.社会リハビリテーション ――― 社会生活力の獲得
  4. 4.職業リハビリテーション ――― 職業生活における自立
  5. 5.教育リハビリテーション ――― 教育面からの障害者の能力開発

正答:1番

解説
■ 正答:1番 — 医学リハビリテーション ――― 原因疾患の治療 医学リハビリテーションは「原因疾患の治療」ではなく、「疾患後の機能障害の改善・回復」に焦点を当てています。疾患の治療は医学的治療(薬物療法・手術など)の範囲であり、医学リハビリテーションはそれに続く段階で、残存機能の活用と機能回復を目指すプロセスです。 --- 【各選択肢の解説】 1. 医学リハビリテーション ――― 原因疾患の治療 ❌ 誤り。医学リハビリテーションの目的は疾患の治療ではなく、疾患によって生じた機能障害(身体的・精神的)の改善と、残存機能の維持・活用です。疾患治療は医学的治療の領域です。 2. 地域リハビリテーション ――― 訪問や通所による支援の活用 ✅ 正しい。地域リハビリテーションは、在宅や地域での生活を支援するため、訪問リハビリ・通所リハビリ・短期入所施設など、様々な形式で包括的な支援を提供します。 3. 社会リハビリテーション ――― 社会生活力の獲得 ✅ 正しい。社会リハビリテーションは、障害者が社会復帰し、社会的に自立した生活を営む能力の獲得・向上を目指すものです。 4. 職業リハビリテーション ――― 職業生活における自立 ✅ 正しい。職業リハビリテーションは、障害者が就労能力を回復・開発し、適切な職業に従事することで経済的・社会的自立を実現することを目的とします。 5. 教育リハビリテーション ――― 教育面からの障害者の能力開発 ✅ 正しい。教育リハビリテーションは、学校教育を含む教育的手段を通じて、障害児・者の能力開発と社会参加を促進するアプローチです。 --- 【試験対策ポイント】 リハビリテーションの5つの領域(WHO分類) | 領域 | 目的・対象 | 主な場 | |---|---|---| | 医学リハ | 機能障害の改善・回復(疾患治療ではない) | 病院・施設 | | 地域リハ | 地域における生活支援の充実 | 訪問・通所 | | 社会リハ | 社会的自立・社会復帰 | 地域社会 | | 職業リハ | 就労による経済的自立 | 職業訓練施設 | | 教育リハ | 教育的支援による能力開発 | 学校・教育機関 | 重要否定知識:医学リハの対象は「原因疾患の治療」ではなく「機能障害」
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