STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第28回 言語聴覚士国家試験 第123問

成人聴覚障害第28回

第28回 言語聴覚士国家試験 第123問(成人聴覚障害)の正答は 1 です。耳鳴の検査(耳鳴検査)は、患者の耳鳴の高さや大きさを、検査音と比べて推定する。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
耳鳴の検査について誤っているのはどれか。
  1. 1.両側の耳に同時に検査音を聞かせる。
  2. 2.ピッチ・マッチ検査は、耳鳴の高低感に等しいあるいは近似する周波数を測定する。
  3. 3.ラウドネス・バランス検査は耳鳴音の大きさを調べる。
  4. 4.ラウドネス・バランス検査では、ピッチ・マッチ検査で得られた周波数音を用いる。
  5. 5.ラウドネス・バランス検査では、聴力閾値レベルから5dBステップで検査音の強さを変化させる。

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:1番 — 両側の耳に同時に検査音を聞かせる(誤り)

耳鳴の検査(耳鳴検査)は、患者の耳鳴の高さや大きさを、検査音と比べて推定する。検査音は耳鳴のない側(健側)あるいは対象耳に提示し、片側ずつ比較する。両耳に同時に提示するのではない。選択肢1が誤りである。


【各選択肢の解説】

1. 両側の耳に同時に検査音を聞かせる。
✅ 誤り(=正答)。検査音は片側ずつ提示して耳鳴と比較するもので、両耳同時ではない。
2. ピッチ・マッチ検査は、耳鳴の高低感に等しいあるいは近似する周波数を測定する。
❌ 正しい。耳鳴の高さに最も近い周波数を求める検査である。
3. ラウドネス・バランス検査は耳鳴音の大きさを調べる。
❌ 正しい。耳鳴の大きさ(ラウドネス)を検査音と釣り合わせて推定する。
4. ラウドネス・バランス検査では、ピッチ・マッチ検査で得られた周波数音を用いる。
❌ 正しい。ピッチ・マッチで定めた周波数を用いて大きさを評価する。
5. ラウドネス・バランス検査では、聴力閾値レベルから5dBステップで検査音の強さを変化させる。
❌ 正しい。閾値レベルから小刻みに強さを上げて耳鳴の大きさに合わせる。

【試験対策ポイント】

耳鳴検査は「ピッチ・マッチ(高さ)→ラウドネス・バランス(大きさ)」の順で行う。検査音は片側ずつ提示して耳鳴と比較し、ラウドネス・バランスではピッチ・マッチで求めた周波数を用い、閾値から5dB刻みで大きさを合わせる。

検査目的
ピッチ・マッチ耳鳴の高さ(周波数)
ラウドネス・バランス耳鳴の大きさ

耳鳴の高さ・大きさを数量化することは、耳鳴の評価や治療効果の判定に役立つ。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第28回 全問一覧

▶ 成人聴覚障害 の過去問一覧

スポンサーリンク