第28回 言語聴覚士国家試験 第131問
臨床心理学第28回
行動療法の介入技法でないのはどれか。
- 1.シェイピング法
- 2.コラム法 ✓
- 3.トークンエコノミー法
- 4.エクスポージャー法
- 5.呼吸法
正答:2番
解説
# 第28回 第131問 解説
■ 正答:2番 — **コラム法**
行動療法は**古典的条件づけ(レスポンデント学習)やオペラント条件づけ(スキナー)に基づく**介入技法を用います。コラム法は「思考記録」を用いて認知の歪みを検討する手法であり、これは**認知療法の技法**です。行動療法と認知療法の区別が問われる頻出問題です。
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【各選択肢の解説】
1. **シェイピング法**
✅ 正しい。行動療法の技法。目標行動に近い小さな段階的な行動を強化し、徐々に目標行動に形作っていく方法。スキナーのオペラント条件づけに基づく。
2. **コラム法**
❌ 誤り。**認知療法の技法**。思考・状況・感情を記録し、認知の歪み(黒白思考・恣意的推論・過度な一般化など)を認識・修正する。Beckが開発した自動思考の同定と検証プロセス。
3. **トークンエコノミー法**
✅ 正しい。行動療法の技法。望ましい行動に対して「トークン(ポイント・シール)」を与え、それを報酬と交換する強化体系。施設や教室での集団管理に活用される。
4. **エクスポージャー法**
✅ 正しい。行動療法の技法。段階的脱感作とも呼ばれる。患者を不安刺激に段階的・繰り返し曝露させ、馴化(不安が低下)を促す。パニック障害・PTSD・社交不安障害の標準治療。
5. **呼吸法**
✅ 正しい。行動療法の技法。腹式呼吸やリラクセーション訓練など、生理的覚醒を低減させる方法。パニック障害の過換気症候群に対して「遅い呼吸」を訓練。
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【試験対策ポイント】
**行動療法 vs 認知療法の区別(頻出)**
| 要素 | 行動療法 | 認知療法 |
|---|---|---|
| **理論基盤** | 古典的条件づけ・オペラント条件づけ | 認知の歪みが感情障害を招く |
| **主要技法** | シェイピング・トークンエコノミー・エクスポージャー・呼吸法 | **コラム法**(思考記録)・行動実験・認知再構成 |
| **標的** | 行動そのものの変化 | 思考・信念パターンの修正 |
| **代表的な適応** | パニック障害(エクスポージャー)・ADHD(トークン) | うつ病・不安症の自動思考の修正 |
**関連技法のポイント**:
- **段階的脱感作**:不安刺激を段階的に提示し恐怖反応を減弱させる(古典的条件づけの消去)
- **親のコーチング(親訓練)**:親が子どもの望ましい行動を強化する方法論。行動療法の応用
- **認知再構成**:「このテストに落ちたら人生終わり」→「落ちても学べることがある」と思考を修正(認知療法)
- **自動思考の4つの認知のゆがみ**:「黒白思考」「恣意的推論」「個人化」「誇張と矮小化」
**国試で狙われやすい混同**:
- 行動活性化は行動療法的アプローチだが、うつ病治療の背景にある理論は認知療法(不活動→抑うつ気分の悪化の悪循環を断つ)
- **言語聴覚障害領域での応用**:言語訓練のシェイピングはス