第28回 言語聴覚士国家試験 第137問
第28回 言語聴覚士国家試験 第137問(音声学)の正答は 5 です。撥音(ン)と促音(ッ)は、いずれもそれ自体では音節の頭にならず音節末(拍として後ろ)に現れる特殊拍であり、また後続音に合わせて調音点などが変わる逆行同化を受ける。
正答:5番
初回正答率 25%難問
128人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
撥音(ン)と促音(ッ)は、いずれもそれ自体では音節の頭にならず音節末(拍として後ろ)に現れる特殊拍であり、また後続音に合わせて調音点などが変わる逆行同化を受ける。共通するのは d・e である。
【各選択肢の解説】
❌ 共通しない。無声化は主に狭母音などにみられる現象で、撥音・促音に共通する特徴ではない。
❌ 共通しない。鼻音性は撥音の特徴であり、促音(無音の閉鎖など)には当てはまらない。
❌ 共通しない。撥音・促音は単独で音節をなさない特殊拍(非自立的)である。
✅ 共通する(=正答)。後続の子音に合わせて調音点などが変化する(例:「サンマ」の撥音は両唇に近づく)。
✅ 共通する(=正答)。いずれも拍として直前の音にぶら下がり、音節の頭には立たない。
したがって d・e が正答で、選択肢5となる。
【試験対策ポイント】
撥音・促音・長音は「特殊拍(特殊モーラ)」で、単独では音節をなさず、後続音の影響を受けて実現が変わる。撥音は後続子音に合わせて[m][n][ŋ]などに変化し、促音は後続の子音の構えをとって閉鎖や摩擦を準備する。いずれも逆行同化が起こる。
| 特殊拍 | 性質 |
|---|---|
| 撥音(ン) | 後続音で調音点が変化 |
| 促音(ッ) | 後続子音の構えをとる |
特殊拍は日本語のリズム(拍)を支える重要な要素であり、構音や音韻の分析で頻出する。撥音は単独では立たず直前の母音にぶら下がって一拍を担い、促音は次の子音の構えをとって一拍分の間(無音や閉鎖)をつくる。いずれも自立した音節を構成しない点が、ふつうの拍との大きな違いである。
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