STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第28回 言語聴覚士国家試験 第199問

補聴器・人工内耳第28回

第28回 言語聴覚士国家試験 第199問(補聴器・人工内耳)の正答は 1 です。残存聴力活用型人工内耳(EAS)の適応基準(2023)を問う問題である。

STワンコイン模試 第1回 申込受付中 ― 本試験まるごと1回(午前100・午後100問)が500円。受験開始7/15・基準日8/22。
問題
残存聴力活用型人工内耳の適応基準(2023) と合致しないのはどれか。
  1. 1.適応年齢は18歳以上である。
  2. 2.125Hzと250Hzの聴力が65dBHL以下である。
  3. 3.反復性の急性中耳炎の手術適応は慎重に判断する。
  4. 4.中耳炎などの感染症の活動期の手術は禁忌である。
  5. 5.補聴器装用による語音明瞭度が65 dB SPLで60%以下である。

正答:1番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリ
スポンサーリンク
解説
■ 正答:1番 — 適応年齢は18歳以上である。

残存聴力活用型人工内耳(EAS)の適応基準(2023)を問う問題である。EASは小児にも適応があり、「18歳以上」という年齢制限は適応基準と合致しない。選択肢1が該当する。


【各選択肢の解説】

1. 適応年齢は18歳以上である。
✅ 合致しない(=正答)。EASは小児にも適応があり、成人に限られない。
2. 125Hzと250Hzの聴力が65dBHL以下である。
❌ 合致する。低音域の聴力が保たれていることが適応の条件となる。
3. 反復性の急性中耳炎の手術適応は慎重に判断する。
❌ 合致する。感染を繰り返す例では適応を慎重に判断する。
4. 中耳炎などの感染症の活動期の手術は禁忌である。
❌ 合致する。活動性の感染がある時期の手術は避ける。
5. 補聴器装用による語音明瞭度が65 dB SPLで60%以下である。
❌ 合致する。補聴器装用下でも語音明瞭度が一定以下であることが条件となる。

【試験対策ポイント】

EAS(残存聴力活用型人工内耳)は、低音域の聴力が保たれ高音域が高度〜重度に低下した難聴に対し、低音は音響的に・高音は電気刺激でと、聴覚を併用する方式である。低音聴力の保持・補聴器装用下の語音明瞭度・感染管理などが適応条件で、適応は成人に限られない。

項目内容
低音域の聴力保たれていること(条件)
適応年齢成人に限定されない

「低音は残り高音が落ちた難聴」という対象像と、聴力・語音明瞭度の条件を押さえておくと、適応基準の正誤を判断しやすい。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

編集・監修方針を見る →

📘 STカコモンの有料教材

この問題でつまずいた範囲は、ST国試ノートでまとめて復習。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。現役STが作った買い切り教材です。

ST国試ノート ― 頻出だけをぎゅっと一冊に。買い切り850円・印刷すればA4で170ページ。現役STが過去14年・2,800問をAI分析。 ▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)
スポンサーリンク

関連

▶ 第28回 全問一覧

▶ 補聴器・人工内耳 の過去問一覧

スポンサーリンク