第28回 言語聴覚士国家試験 第71問
言語発達障害学第28回
第28回 言語聴覚士国家試験 第71問(言語発達障害学)の正答は 3 です。言語発達障害の指導・支援は、暦の上の年齢ではなく、その子の言語発達段階(発達年齢)に合わせて行うのが原則である。
問題
言語発達障害の指導・支援について誤っているのはどれか。
- 1.科学的根拠が求められる。
- 2.環境に働きかける。
- 3.子どもの生活年齢に合わせる。 ✓
- 4.障害の特徴に合わせて指導・支援方法を選ぶ。
- 5.養育者からインフォームド・コンセントを得る。
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — 子どもの生活年齢に合わせる
言語発達障害の指導・支援は、暦の上の年齢ではなく、その子の言語発達段階(発達年齢)に合わせて行うのが原則である。生活年齢だけに合わせると、子どもの実際の理解・表出の力と課題が乖離してしまう。選択肢3が誤りである。
【各選択肢の解説】
1. 科学的根拠が求められる。
❌ 正しい。指導・支援はエビデンスに基づいて選択・実施することが求められる。
❌ 正しい。指導・支援はエビデンスに基づいて選択・実施することが求められる。
2. 環境に働きかける。
❌ 正しい。子ども本人だけでなく、家庭や園・学校などの環境調整も支援の重要な柱である。
❌ 正しい。子ども本人だけでなく、家庭や園・学校などの環境調整も支援の重要な柱である。
3. 子どもの生活年齢に合わせる。
✅ 誤り(=正答)。合わせるべきは言語発達段階(発達年齢)であり、生活年齢だけに合わせるのは適切でない。
✅ 誤り(=正答)。合わせるべきは言語発達段階(発達年齢)であり、生活年齢だけに合わせるのは適切でない。
4. 障害の特徴に合わせて指導・支援方法を選ぶ。
❌ 正しい。障害の特性に応じて方法を個別に選ぶ。
❌ 正しい。障害の特性に応じて方法を個別に選ぶ。
5. 養育者からインフォームド・コンセントを得る。
❌ 正しい。説明と同意を得て支援を進めるのは基本的な倫理手続きである。
❌ 正しい。説明と同意を得て支援を進めるのは基本的な倫理手続きである。
【試験対策ポイント】
支援は「発達段階に合わせる・根拠に基づく・環境にも働きかける・特性に応じて個別化する・同意を得る」が基本。生活年齢ではなく発達年齢(言語発達段階)を基準にする点が頻出のひっかけである。
| 原則 | 内容 |
|---|---|
| 発達段階に合わせる | 発達年齢を基準にする |
| 環境への働きかけ | 家庭・園・学校の調整 |
| 個別化 | 障害特性に応じた方法選択 |
課題は「少し頑張れば届く」水準(発達の最近接領域)に設定すると効果的である。
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