STカコモン言語聴覚士国家試験 過去問・解説

第28回 言語聴覚士国家試験 第94問

聴力検査第28回

第28回 言語聴覚士国家試験 第94問(聴力検査)の正答は 5 です。ティンパノグラムは外耳道の圧を変えながら鼓膜の動きやすさ(コンプライアンス)を測る検査で、B型は山のないほぼ平坦な型を示し、中耳に液体が貯留したり鼓膜・耳小骨の可動性が著しく低下している状態を表す。

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問題
ティンパノグラムがB型を示す疾患はどれか。 a.耳硬化症 b.耳小骨連鎖離断 c.耳管狭窄症 d.滲出性中耳炎 e.癒着性中耳炎 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e

正答:5番

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この問題の正答率(STカコモン利用者の実データ)

初回正答率 61.4%標準

140人の初回解答から算出(2026年8月1日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、STカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — d・e

ティンパノグラムは外耳道の圧を変えながら鼓膜の動きやすさ(コンプライアンス)を測る検査で、B型は山のないほぼ平坦な型を示し、中耳に液体が貯留したり鼓膜・耳小骨の可動性が著しく低下している状態を表す。滲出性中耳炎(d)と癒着性中耳炎(e)がB型を示す。


【各選択肢の解説】

a. 耳硬化症
❌ 耳小骨の固着で可動性が低下し、ピークの低いAs型を示すことが多い。
b. 耳小骨連鎖離断
❌ 耳小骨の離断で可動性が過剰になり、ピークの高いAd型を示す。
c. 耳管狭窄症
❌ 中耳が陰圧となり、ピークが陰圧側にずれるC型を示す。
d. 滲出性中耳炎
✅ 中耳に貯留液があり鼓膜が動きにくく、平坦なB型を示す(=正答)。
e. 癒着性中耳炎
✅ 鼓膜が癒着して可動性が乏しく、平坦なB型を示す(=正答)。

したがって d・e が正答で、選択肢5となる。


【試験対策ポイント】

ティンパノグラムの型と病態を結びつける。A型は正常、As型は可動性低下(耳硬化症)、Ad型は可動性過剰(耳小骨離断)、B型は平坦(滲出性・癒着性中耳炎)、C型は陰圧(耳管狭窄)である。

代表病態
As耳硬化症(固着)
Ad耳小骨連鎖離断
B滲出性・癒着性中耳炎
C耳管狭窄症(陰圧)

B型は中耳の貯留や可動性低下を示唆し、伝音難聴の所見と合わせて評価する。同じ平坦なB型でも、外耳道容積が大きければ鼓膜穿孔や鼓膜換気チューブの開存を、容積が正常範囲なら中耳貯留や癒着を考えるなど、容積の情報も併せて読み取ると鑑別に役立つ。

✍️ この解説の執筆・監修

現役の言語聴覚士(ST養成校教員)が、臨床・国家試験教育の経験と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて執筆・監修しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・修正したうえで公開しています。

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