第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第11問
第39回 臨床工学技士国家試験 午後 第11問(外科学)は採点除外(全員に得点)の問題です。二次縫合は、汚染や受傷からの時間経過で感染の危険が高い創をすぐには閉じず、開放のまま洗浄・管理して感染がないことを確かめてから縫合する方法である。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e
- 3. a、d、e
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:
初回正答率 100%やさしい
32人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
二次縫合は、汚染や受傷からの時間経過で感染の危険が高い創をすぐには閉じず、開放のまま洗浄・管理して感染がないことを確かめてから縫合する方法である。「どの創に行うか」と「一次縫合と比べて何が変わるか」の2点を整理する。
【各選択肢の解説】
a.汚染の著しい創に行う。
✅ 正しい。汚染創・感染の危険が高い創は、一次縫合すると閉じた創内で感染が広がるため、開放して清浄化してから縫合する。
b.開放創のまま治癒させる。
❌ 誤り。開放したまま肉芽と上皮化で閉じるのは二次治癒(縫合しない方法)である。正しくは、開放して管理した後に縫合して閉じるのが二次縫合。
c.瘢痕性拘縮のリスクが低い。
❌ 誤り。一次縫合と比べると創が開いている期間が長く、肉芽形成を経るため瘢痕は大きくなりやすい。正しくは一次縫合より瘢痕・瘢痕性拘縮が生じやすい。開放のまま二次治癒させる場合と比べれば瘢痕・瘢痕性拘縮は少ないため、比べる相手により扱いが分かれる。
d.治癒までの期間を短縮させる。
❌ 誤り。一次縫合と比べると、縫合までの待機期間があるぶん治癒は遅れる。正しくは一次縫合より治癒までの期間は長い。開放のまま二次治癒させる場合と比べれば短くなるため、比べる相手により扱いが分かれる。
e.受傷後6 時間以降の創に行う。
✅ 正しい。受傷後おおむね6〜8時間(ゴールデンタイム)を過ぎた創は細菌が増殖している前提で扱い、一次縫合を避けて遅らせた縫合を選ぶ。
❌ 誤り。bは二次治癒の説明で誤り。cは比べる相手により扱いが分かれる。正しくは記述として正しいのはa・e。
❌ 誤り。b(開放のまま治癒)は二次治癒の説明。正しくは記述として正しいのはa・e。
❌ 誤り。dは一次縫合と比べると逆(期間は延びる)。正しくは記述として正しいのはa・eで、dは比べる相手により扱いが分かれる。
❌ 誤り。bは二次治癒の説明で誤り。c・dは一次縫合と比べれば誤りだが、二次治癒と比べれば扱いが分かれる。正しくは記述として正しいのはa・e。
❌ 誤り。c・dは一次縫合と比べれば誤り(二次治癒と比べれば扱いが分かれる)。正しくは記述として正しいのはa・e。
【試験対策ポイント】
| 方法 | 縫合の時期 | 対象 |
|---|---|---|
| 一次縫合 | 受傷直後(ゴールデンタイム内) | 清潔な新しい創 |
| 遷延一次縫合・二次縫合 | 開放管理で感染がないと確かめた後 | 汚染創・時間が経った創 |
| 二次治癒 | 縫合しない(肉芽・上皮化で閉鎖) | 感染創・組織欠損の大きい創 |
「開放のまま治す」は二次治癒、「開放した後に縫う」が二次縫合、と言葉を分けて覚える。
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