第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第39問
医用機器の安全管理第35回午後
第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第39問(医用機器の安全管理)の正答は 1 です。キャビテーションは、液体中で超音波の圧力が大きく下がる瞬間に気泡ができ、それがつぶれるときに衝撃を出す現象で、マイクロ波とは関係しない。
問題
医療機器とその有害事象との組合せで適切でないのはどれか。
- 1. マイクロ波加温装置 ― キャビテーション ✓
- 2. 熱希釈式心拍出量計 ― 不整脈
- 3. 経皮的酸素分圧モニタ ― 水疱
- 4. 電気メス ― 熱傷
- 5. レーザメス ― 眼傷害
正答:1番
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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)
初回正答率 60%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — マイクロ波加温装置 ― キャビテーション
キャビテーションは、液体中で超音波の圧力が大きく下がる瞬間に気泡ができ、それがつぶれるときに衝撃を出す現象で、マイクロ波とは関係しない。マイクロ波加温装置は電磁波で組織の水分子を振動させて加熱する(誘電加熱)ので、有害事象は過加熱による熱傷である。
【各選択肢の解説】
1. マイクロ波加温装置 ― キャビテーション
❌ 誤り(=正答)。正しくはキャビテーションは超音波機器(超音波吸引装置・超音波診断装置の高出力時など)で問題になる現象で、マイクロ波加温装置の有害事象は熱傷である。
❌ 誤り(=正答)。正しくはキャビテーションは超音波機器(超音波吸引装置・超音波診断装置の高出力時など)で問題になる現象で、マイクロ波加温装置の有害事象は熱傷である。
2. 熱希釈式心拍出量計 ― 不整脈
✅ 適切。肺動脈カテーテル(スワンガンツカテーテル)を右心房・右心室を経て肺動脈まで進めるため、カテーテルが心内膜を刺激して不整脈を起こしうる。
✅ 適切。肺動脈カテーテル(スワンガンツカテーテル)を右心房・右心室を経て肺動脈まで進めるため、カテーテルが心内膜を刺激して不整脈を起こしうる。
3. 経皮的酸素分圧モニタ ― 水疱
✅ 適切。センサが皮膚を40℃台前半まで加温して酸素を拡散しやすくするため、同じ場所に長く付けると低温熱傷(水疱)を起こしうる。
✅ 適切。センサが皮膚を40℃台前半まで加温して酸素を拡散しやすくするため、同じ場所に長く付けると低温熱傷(水疱)を起こしうる。
4. 電気メス ― 熱傷
✅ 適切。対極板の接触面積が減ると電流密度が上がり、対極板部位に熱傷が起こりうる。分流による熱傷もある。
✅ 適切。対極板の接触面積が減ると電流密度が上がり、対極板部位に熱傷が起こりうる。分流による熱傷もある。
5. レーザメス ― 眼傷害
✅ 適切。直接光や反射光が眼に入ると網膜や角膜を傷つけるため、波長に合った保護眼鏡を着ける。
✅ 適切。直接光や反射光が眼に入ると網膜や角膜を傷つけるため、波長に合った保護眼鏡を着ける。
【試験対策ポイント】
| 機器 | 主な有害事象 |
|---|---|
| 超音波機器 | キャビテーション・発熱 |
| マイクロ波加温装置 | 熱傷(過加熱) |
| 電気メス | 対極板部位の熱傷・分流による熱傷 |
| レーザ | 眼傷害・引火 |
| 経皮的酸素分圧モニタ | 加温による低温熱傷 |
| 肺動脈カテーテル | 不整脈 |
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