第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第79問
第35回 臨床工学技士国家試験 午後 第79問(血液浄化療法装置)の正答は 2・3 です。患者の全血をそのまま吸着カラムに通す(直接血液灌流)か、先に血漿分離器で血漿を分けてからカラムに通す(血漿吸着)かを見分ける。
- 1. a、b、c
- 2. a、b、e ✓
- 3. a、d、e ✓
- 4. b、c、d
- 5. c、d、e
正答:2・3番
初回正答率 27.3%参考値
11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
患者の全血をそのまま吸着カラムに通す(直接血液灌流)か、先に血漿分離器で血漿を分けてからカラムに通す(血漿吸着)かを見分ける。a・b・eは直接灌流、cは血漿吸着。dは血漿吸着の型と全血を直接通す型の両方があり、2番と3番の両方が正答とされた。
【各選択肢の解説】
a.石油ピッチ系活性炭を用いた薬物吸着
✅ 正しい。薬物中毒に対する直接血液灌流(DHP)で、全血を活性炭カラムに通す。
b.ポリミキシンB を用いたエンドトキシン吸着
✅ 正しい。敗血症に対するPMX-DHPで、全血をポリミキシンB固定化線維のカラムに通す。
c.トリプトファンを用いた抗アセチルコリンレセプタ抗体吸着
❌ 誤り。正しくはトリプトファン固定カラムによる免疫吸着は、血漿分離器で分けた血漿を通す血漿吸着である。
d.デキストラン硫酸を用いたLDL 吸着
✅ 正しい。デキストラン硫酸カラムには全血を直接通す型がある。従来型は血漿分離後に血漿を通す血漿吸着として教科書に載ることが多く、文献により扱いが分かれる。
e.酢酸セルロースビーズを用いた顆粒球除去
✅ 正しい。潰瘍性大腸炎などに対する顆粒球吸着療法(GCAP)で、全血をビーズのカラムに通す。
❌ 誤り。cは血漿吸着。正しくはa・b・e、またはa・d・e。
✅ 正しい(=正答)。3つとも全血を直接通す治療である。
✅ 正しい(=正答)。dを全血直接型とみる組合せである。
❌ 誤り。cは血漿吸着。正しくはa・b・e、またはa・d・e。
❌ 誤り。cは血漿吸着。正しくはa・b・e、またはa・d・e。
【試験対策ポイント】
| 治療 | カラムに通すもの |
|---|---|
| 活性炭(薬物中毒) | 全血 |
| ポリミキシンB(エンドトキシン) | 全血 |
| 酢酸セルロースビーズ(顆粒球) | 全血 |
| トリプトファン(免疫吸着) | 血漿 |
| デキストラン硫酸(LDL) | 血漿(全血直接型もある) |
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