第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第79問
第37回 臨床工学技士国家試験 午後 第79問(血液浄化療法装置)の正答は 4 です。置換(補充)液が要るのは、体液や血漿を体外へ捨てる量が多い治療である。
- 1. a、b
- 2. a、e
- 3. b、c
- 4. c、d ✓
- 5. d、e
正答:4番
初回正答率 56.5%参考値
23人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
置換(補充)液が要るのは、体液や血漿を体外へ捨てる量が多い治療である。濾過で大量の濾液を捨てる血液濾過系と、血漿の一部を廃棄する血漿交換系が該当し、吸着して戻すだけの治療や、濃縮して戻す治療には要らない。
【各選択肢の解説】
a.血球成分除去(CAP)
❌ 誤り。正しくは白血球系の血球成分を吸着(または濾過)で除いて血液を体内へ戻す治療で、捨てる液がないため置換液は不要である。
b.腹水濾過濃縮再静注(CART)
❌ 誤り。正しくは抜いた腹水から細菌・細胞を濾過で除き、水分を除いて濃縮したアルブミンなどを静注で戻す治療で、置換液は使わない。
c.持続的血液透析濾過(CHDF)
✅ 正しい。濾過で大量の濾液を除去するため、その分を補充液で補う。透析と濾過を併用して持続的に行う。
d.二重濾過血漿分離交換(DFPP)
✅ 正しい。分離した血漿を二次膜(血漿成分分画器)に通し、大分子の病因物質をアルブミンの一部とともに廃棄するため、失った分をアルブミン液で補う。
e.血漿吸着(PA)
❌ 誤り。正しくは分離した血漿を吸着器に通して病因物質だけを除き、血漿は体内へ戻すため置換液は不要である。
❌ 誤り。a・bとも置換液は不要。正しくはc・dの組合せである。
❌ 誤り。a・eとも置換液は不要。正しくはc・dの組合せである。
❌ 誤り。bは置換液を使わない。正しくはc・dの組合せである。
✅ 正しい(=正答)。いずれも捨てた液を補う必要がある。
❌ 誤り。eは置換液不要。正しくはc・dの組合せである。
【試験対策ポイント】
| 置換(補充)液 | 治療 |
|---|---|
| 必要 | 血液濾過(HF)、血液透析濾過(HDF・CHDF)、単純血漿交換(PE:新鮮凍結血漿やアルブミン液)、DFPP(アルブミン液) |
| 不要 | 血漿吸着(PA)、直接血液吸着(DHP)、血球成分除去(CAP)、CART |
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