MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第40問

医用機器の安全管理第36回午前

第36回 臨床工学技士国家試験 午前 第40問(医用機器の安全管理)の正答は 1 です。単一故障状態は、安全のための手段(保護手段)が1つだけ壊れた状態である(JIS T 0601-1)。

問題
単一故障状態でないのはどれか。
  1. 1. 強化絶縁の短絡 ✓
  2. 2. 絶縁のいずれか一つの短絡
  3. 3. 電源導線のいずれか1 本の断線
  4. 4. 沿面距離または空間距離のいずれか一つの短絡
  5. 5. 保護接地線またはME 機器内部の保護接地接続の開路

正答:1番

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この問題の正答率(MEカコモン利用者の実データ)

初回正答率 77.8%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 強化絶縁の短絡

単一故障状態は、安全のための手段(保護手段)が1つだけ壊れた状態である(JIS T 0601-1)。強化絶縁は1つで保護手段2つ分(二重絶縁と同等)とみなす絶縁なので、それが短絡するのは保護が2つ同時に失われた状態にあたり、単一故障状態には含めない。


【各選択肢の解説】

1. 強化絶縁の短絡
✅ 正しい(=正答)。強化絶縁は二重絶縁と同等の保護をもつ1層の絶縁で、単一の故障では短絡しないものとして扱う。
2. 絶縁のいずれか一つの短絡
❌ 誤り。保護手段1つ分にあたる絶縁(基礎絶縁または補強絶縁)が1つ短絡するのは、保護が1つ失われた状態である。正しくは単一故障状態に当たる。
3. 電源導線のいずれか1 本の断線
❌ 誤り。電源導線の1本が切れるのは、1か所の故障である。正しくは単一故障状態に当たる。
4. 沿面距離または空間距離のいずれか一つの短絡
❌ 誤り。絶縁のための距離(沿面距離・空間距離)の1つが短絡するのは、絶縁1つの短絡と同じく保護が1つ失われた状態である。正しくは単一故障状態に当たる。
5. 保護接地線またはME 機器内部の保護接地接続の開路
❌ 誤り。クラスⅠ機器の保護接地が外れるのは、保護手段1つの喪失である。正しくは単一故障状態に当たる。

【試験対策ポイント】

絶縁の種類保護手段の数短絡は単一故障か
基礎絶縁1当たる
補強絶縁1当たる
二重絶縁(基礎+補強)2片方の短絡なら当たる
強化絶縁2相当当たらない
  • 漏れ電流の許容値は、正常状態と単一故障状態で別に決められている(JIS T 0601-1)
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