MEカコモン臨床工学技士国家試験 過去問・解説

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第19問

感染症第36回午後

第36回 臨床工学技士国家試験 午後 第19問(感染症)の正答は 2 です。ニューモシスチス肺炎は、真菌のPneumocystis jiroveciiによる肺炎で、免疫が落ちた人に起こる日和見感染症である。

問題
ニューモシスチス肺炎について正しいのはどれか。 a.日和見感染症である。 b.病原体は寄生虫である。 c.胸部X 線では無気肺を認める。 d.マクロライド系抗菌薬が有効である。 e.血中β-D-グルカン値は診断に有用である。
  1. 1. a、b
  2. 2. a、e ✓
  3. 3. b、c
  4. 4. c、d
  5. 5. d、e

正答:2番

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15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、MEカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番(a・e)

ニューモシスチス肺炎は、真菌のPneumocystis jiroveciiによる肺炎で、免疫が落ちた人に起こる日和見感染症である。真菌の細胞壁成分であるβ-D-グルカンが血中で上がるので診断の助けになる。


【各選択肢の解説】

a.日和見感染症である。
✅ 正しい。健常人ではほとんど発症せず、HIV感染症(CD4陽性リンパ球の低下)、副腎皮質ステロイド・免疫抑制薬・抗癌剤の使用中などで発症する。AIDS指標疾患の1つである。

b.病原体は寄生虫である。
❌ 誤り。以前は原虫に分類されていた。正しくは、遺伝子解析により真菌に分類されている。

c.胸部X 線では無気肺を認める。
❌ 誤り。正しくは、両側の肺に広がるびまん性のすりガラス陰影(間質性陰影)が典型である。

d.マクロライド系抗菌薬が有効である。
❌ 誤り。真菌なのでマクロライド系は効かない。正しくは、治療・予防の第一選択はST合剤(スルファメトキサゾール・トリメトプリム)である。

e.血中β-D-グルカン値は診断に有用である。
✅ 正しい。β-D-グルカンは真菌の細胞壁成分で、ニューモシスチス肺炎では高値となり補助診断に用いる。

1. a、b
❌ 誤り。bが誤った記述。正しくはa・e。
2. a、e
✅ 正しい(=正答)。a・eとも正しい記述である。
3. b、c
❌ 誤り。b・cが誤った記述。正しくはa・e。
4. c、d
❌ 誤り。c・dが誤った記述。正しくはa・e。
5. d、e
❌ 誤り。dが誤った記述。正しくはa・e。

【試験対策ポイント】

項目ニューモシスチス肺炎
病原体真菌(Pneumocystis jirovecii)
背景免疫不全(HIV感染症・免疫抑制療法)
画像両側びまん性すりガラス陰影
検査血中β-D-グルカン上昇・低酸素血症
治療・予防ST合剤
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