OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第50回 作業療法士国家試験 午前 第37問

作業療法治療学第50回午前

第50回 作業療法士国家試験 午前 第37問(作業療法治療学)の正答は 1・2 です。人間作業モデル(MOHO:Kielhofner)は、人間を意志・習慣化・遂行能力の3つの構成要素でとらえる。

問題
人間作業モデルにおける作業適応のプロセスで、人間の構成要素として正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 習慣化 ✓
  2. 2. 意志 ✓
  3. 3. 情緒
  4. 4. 身体
  5. 5. 認知

正答:1・2番

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解説
■ 正答:1・2番 — 習慣化・意志

人間作業モデル(MOHO:Kielhofner)は、人間を意志・習慣化・遂行能力の3つの構成要素でとらえる。選択肢のうちこの名称にあたるのは習慣化と意志である。


【各選択肢の解説】

1. 習慣化
✅ 正しい。(=正答)習慣化は、作業を決まった形や流れに組み立てる要素で、習慣と役割からなる。
2. 意志
✅ 正しい。(=正答)意志は、何をするかを選び動機づける要素で、個人的原因帰属(自分の能力についての認識)・価値・興味からなる。
3. 情緒
❌ 誤り。情緒はMOHOの構成要素の名称ではない。正しくは、構成要素は意志・習慣化・遂行能力の3つである。
4. 身体
❌ 誤り。「身体」という名称の構成要素はない。正しくは、身体的な能力は遂行能力(客観的な身体的・精神的能力と主観的な経験)に含まれる。
5. 認知
❌ 誤り。「認知」という名称の構成要素はない。正しくは、認知などの精神的な能力は遂行能力に含まれる。

【試験対策ポイント】

構成要素中身
意志個人的原因帰属・価値・興味
習慣化習慣・役割
遂行能力客観的な身体的・精神的能力+主観的な経験

人は環境と関わりながら作業に参加し、その積み重ねで作業同一性と作業有能性を築き、作業適応に至る。「身体」「認知」は遂行能力の中身で、独立した要素ではない。

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