第51回 作業療法士国家試験 午前 第22問
作業療法評価学第51回午前
第51回 作業療法士国家試験 午前 第22問(作業療法評価学)の正答は 2 です。心不全の重症度を「どの程度の身体活動で息切れ・疲労・動悸などの症状が出るか」という自覚症状で分けるのがNYHA分類である。
問題
自覚症状から判断する心不全の重症度評価はどれか。
- 1. Killip 分類
- 2. NYHA 分類 ✓
- 3. Fontaine 分類
- 4. Forrester 分類
- 5. Hugh-Jones 分類
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 88.9%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — NYHA 分類
心不全の重症度を「どの程度の身体活動で息切れ・疲労・動悸などの症状が出るか」という自覚症状で分けるのがNYHA分類である。他の選択肢は、他覚所見・血行動態の測定値で分けるもの、または心不全以外の疾患の分類である。
【各選択肢の解説】
1. Killip 分類
❌ 誤り。自覚症状ではなく他覚所見による分類である。正しくは、急性心筋梗塞の心不全の重症度を、聴診の肺ラ音の範囲・Ⅲ音・肺水腫・心原性ショックの有無でⅠ〜Ⅳ群に分ける。
❌ 誤り。自覚症状ではなく他覚所見による分類である。正しくは、急性心筋梗塞の心不全の重症度を、聴診の肺ラ音の範囲・Ⅲ音・肺水腫・心原性ショックの有無でⅠ〜Ⅳ群に分ける。
2. NYHA 分類
✅ 正しい(=正答)。日常の身体活動で症状が出ない(Ⅰ度)から、安静時にも症状がある(Ⅳ度)までを、患者の訴える症状で4段階に分ける。測定機器を使わずに問診で判定できる。
✅ 正しい(=正答)。日常の身体活動で症状が出ない(Ⅰ度)から、安静時にも症状がある(Ⅳ度)までを、患者の訴える症状で4段階に分ける。測定機器を使わずに問診で判定できる。
3. Fontaine 分類
❌ 誤り。心不全の分類ではない。正しくは、閉塞性動脈硬化症など末梢動脈疾患の重症度分類で、冷感・しびれ(Ⅰ度)、間欠性跛行(Ⅱ度)、安静時疼痛(Ⅲ度)、潰瘍・壊死(Ⅳ度)に分ける。
❌ 誤り。心不全の分類ではない。正しくは、閉塞性動脈硬化症など末梢動脈疾患の重症度分類で、冷感・しびれ(Ⅰ度)、間欠性跛行(Ⅱ度)、安静時疼痛(Ⅲ度)、潰瘍・壊死(Ⅳ度)に分ける。
4. Forrester 分類
❌ 誤り。自覚症状ではなく測定値による分類である。正しくは、急性心不全(急性心筋梗塞)の血行動態を、心係数(2.2 L/分/m²)と肺動脈楔入圧(18 mmHg)を境にⅠ〜Ⅳ群に分ける。
❌ 誤り。自覚症状ではなく測定値による分類である。正しくは、急性心不全(急性心筋梗塞)の血行動態を、心係数(2.2 L/分/m²)と肺動脈楔入圧(18 mmHg)を境にⅠ〜Ⅳ群に分ける。
5. Hugh-Jones 分類
❌ 誤り。自覚症状による分類だが心不全ではない。正しくは、呼吸器疾患の呼吸困難(息切れ)の程度をⅠ〜Ⅴ度に分ける分類である。
❌ 誤り。自覚症状による分類だが心不全ではない。正しくは、呼吸器疾患の呼吸困難(息切れ)の程度をⅠ〜Ⅴ度に分ける分類である。
【試験対策ポイント】
| 分類 | 対象 | 判定の根拠 |
|---|---|---|
| NYHA | 心不全 | 自覚症状 |
| Killip | 急性心筋梗塞 | 他覚所見(ラ音・ショック) |
| Forrester | 急性心不全 | 血行動態(心係数・肺動脈楔入圧) |
| Fontaine | 末梢動脈疾患 | 症状・所見の段階 |
| Hugh-Jones | 呼吸器疾患 | 呼吸困難の自覚 |
「自覚症状×心不全」=NYHA、「自覚症状×呼吸困難」=Hugh-Jones。
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