第52回 作業療法士国家試験 午前 第20問
地域作業療法学第52回午前
第52回 作業療法士国家試験 午前 第20問(地域作業療法学)の正答は 1 です。多職種のチームが、重い精神障害のある人の地域生活を24時間365日、訪問(アウトリーチ)中心で支える=ACT(包括型地域生活支援プログラム)。
問題
43歳の男性。統合失調症。幻聴と妄想が消失せず9年間の入院生活を送っていたが、入院患者の地域生活移行を進める方針の下、地域のアパートを借りて退院することになった。そこで、本人の地域生活を支えるため、作業療法士、看護師、精神保健福祉士、医師らがチームを組み、24時間365日体制で相談や訪問のサービスを開始した。このサービスに該当するのはどれか。
- 1. Assertive Community Treatment〈ACT〉 ✓
- 2. Illness Management and Recovery〈IMR〉
- 3. Individual Placement and Support〈IPS〉
- 4. Intentional Peer Support〈IPS〉
- 5. Wellness Recovery Action Plan〈WRAP〉
正答:1番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 81.8%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — Assertive Community Treatment〈ACT〉
多職種のチームが、重い精神障害のある人の地域生活を24時間365日、訪問(アウトリーチ)中心で支える=ACT(包括型地域生活支援プログラム)。長期入院からの地域移行や、入退院を繰り返す人を支える仕組みである。
【各選択肢の解説】
1. Assertive Community Treatment〈ACT〉
✅ 正しい。精神科医・看護師・作業療法士・精神保健福祉士などがチームを組み、生活の場に出向いて医療と生活支援を一体で提供する。1人の利用者をチーム全体で担当し、夜間・休日も対応する点が設問と一致する。
✅ 正しい。精神科医・看護師・作業療法士・精神保健福祉士などがチームを組み、生活の場に出向いて医療と生活支援を一体で提供する。1人の利用者をチーム全体で担当し、夜間・休日も対応する点が設問と一致する。
2. Illness Management and Recovery〈IMR〉
❌ 誤り。正しくはIMRは、症状の管理・再発予防・ストレス対処などを本人が学ぶ教育プログラムで、個別または集団で行う。24時間の訪問支援ではない。
❌ 誤り。正しくはIMRは、症状の管理・再発予防・ストレス対処などを本人が学ぶ教育プログラムで、個別または集団で行う。24時間の訪問支援ではない。
3. Individual Placement and Support〈IPS〉
❌ 誤り。正しくはIPS(個別就労支援)は、本人の希望する一般就労を目指し、先に就職してから仕事の場で支援を続ける援助付き雇用のモデルで、就労支援に特化している。
❌ 誤り。正しくはIPS(個別就労支援)は、本人の希望する一般就労を目指し、先に就職してから仕事の場で支援を続ける援助付き雇用のモデルで、就労支援に特化している。
4. Intentional Peer Support〈IPS〉
❌ 誤り。正しくはIntentional Peer Supportは、精神疾患の経験をもつ当事者(ピア)同士が、対等な関係の中で互いの回復を支え合う考え方と方法。専門職チームによる訪問サービスではない。
❌ 誤り。正しくはIntentional Peer Supportは、精神疾患の経験をもつ当事者(ピア)同士が、対等な関係の中で互いの回復を支え合う考え方と方法。専門職チームによる訪問サービスではない。
5. Wellness Recovery Action Plan〈WRAP〉
❌ 誤り。正しくはWRAP(元気回復行動プラン)は、当事者が自分で作る回復と再発予防のための行動計画で、調子を保つための日課や悪化のサインと対処を書き出す。
❌ 誤り。正しくはWRAP(元気回復行動プラン)は、当事者が自分で作る回復と再発予防のための行動計画で、調子を保つための日課や悪化のサインと対処を書き出す。
【試験対策ポイント】
| 略称 | 内容 | 見分けの語 |
|---|---|---|
| ACT | 多職種チームの包括的な訪問支援 | 24時間365日・訪問 |
| IMR | 疾病管理の教育プログラム | 症状管理・再発予防を学ぶ |
| IPS(Individual Placement and Support) | 個別就労支援 | 一般就労・職場での支援 |
| IPS(Intentional Peer Support) | 当事者同士の支え合い | ピア |
| WRAP | 当事者の行動計画 | 自分で作るプラン |
同じ略称のIPSが2つある点がひっかけ。「就労」か「ピア」かで分ける。
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