OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午前 第5問

作業療法評価学第53回午前

第53回 作業療法士国家試験 午前 第5問(作業療法評価学)は採点除外(全員に得点)の問題です。操作効率は力の比である。

問題
上腕能動義手の適合検査において、コントロールケーブルシステムの操作効率をチェックする計算式を以下に示す。コントロールケーブルシステムの操作効率(%)=A/B×100 Aにあたる計測はどれか。
第53回午前第5問 図
  1. 1. 義手末端装置の開き量
  2. 2. コントロールケーブルの牽引力
  3. 3. コントロールケーブルの移動量
  4. 4. 末端装置を開くために必要な力
  5. 5. 肩甲帯の動き量

正答:

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 100%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 採点除外(全員正解の扱い)

操作効率は力の比である。A=ケーブルを介さず、末端装置に直接ばねばかりを掛けて開くのに要する力、B=コントロールケーブル(ハンガー部)を引いて末端装置を開くのに要する力。ケーブルの摩擦で力が失われるほどBが大きくなり、効率が下がる。


【各選択肢の解説】

1. 義手末端装置の開き量
❌ 誤り。開き量は長さで、力の比である操作効率の式には入らない。正しくは、開き量は末端装置が必要な位置で十分に開くかをみる別の検査項目である。
2. コントロールケーブルの牽引力
❌ 誤り。ケーブルを引いて末端装置を開くのに要する力は、摩擦の分を含んだ入力側の力である。正しくは、これは式のB(分母)にあたる。
3. コントロールケーブルの移動量
❌ 誤り。移動量は長さで、力の比である操作効率の式には入らない。正しくは、移動量はケーブルを引いたときに末端装置を開き切れるだけ動くかをみる量である。
4. 末端装置を開くために必要な力
✅ 正しい。末端装置そのものを直接開くのに要る力が式のA(分子)で、これをBで割ると、ケーブルの経路でどれだけ力が失われているかが分かる。ただし文言だけでは、ケーブルを引いて末端装置を開くのに必要な力(B)とも読め、どちらを指すかは扱いが分かれる。
5. 肩甲帯の動き量
❌ 誤り。肩甲帯の動きはケーブルを引く動力源で、その量は長さであり効率の式には入らない。正しくは、操作効率は末端装置を直接開く力とケーブルを引いて開く力の比で求める。

【試験対策ポイント】

計測式での位置
末端装置を直接開く力操作効率の分子(A)
ケーブルを引いて開く力操作効率の分母(B)
開き量・移動量・肩甲帯の動き量長さなので式に入らない

操作効率=A÷B×100。ケーブルの経路の摩擦が大きいほどBが大きくなり、効率は下がる。

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