第59回 作業療法士国家試験 午後 第76問
病理学概論第59回午後
第59回 作業療法士国家試験 午後 第76問(病理学概論)の正答は 2・5 です。前頭葉に病巣をもつ高次脳機能障害を選ぶ。
問題
前頭葉の損傷による高次脳機能障害で生じるのはどれか。2つ選べ。
- 1. 視覚失調
- 2. 肢節運動失行 ✓
- 3. 触覚失認
- 4. 相貌失認
- 5. Broca失語 ✓
正答:2・5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.4%難問
33人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・5番 — 肢節運動失行・Broca失語
前頭葉に病巣をもつ高次脳機能障害を選ぶ。肢節運動失行は中心前回(運動野)を含む中心領域、Broca失語は左下前頭回後部(Broca野)の損傷で生じる。ほかの3つは頭頂葉・後頭側頭葉の症状である。
【各選択肢の解説】
1. 視覚失調
❌ 誤り。正しくは、視覚失調(見た物に正確に手を伸ばせない)は頭頂葉(頭頂間溝周辺)の損傷で生じ、Bálint症候群の一症状でもある。
❌ 誤り。正しくは、視覚失調(見た物に正確に手を伸ばせない)は頭頂葉(頭頂間溝周辺)の損傷で生じ、Bálint症候群の一症状でもある。
2. 肢節運動失行
✅ 正しい。中心前回・運動前野を含む中心領域の損傷で、病巣と反対側の手指の細かい動作がぎこちなくなる。麻痺では説明できない巧緻動作の拙劣さである。
✅ 正しい。中心前回・運動前野を含む中心領域の損傷で、病巣と反対側の手指の細かい動作がぎこちなくなる。麻痺では説明できない巧緻動作の拙劣さである。
3. 触覚失認
❌ 誤り。正しくは、触覚失認(触っても物が何か分からない)は頭頂葉(体性感覚の連合野)の損傷で生じる。
❌ 誤り。正しくは、触覚失認(触っても物が何か分からない)は頭頂葉(体性感覚の連合野)の損傷で生じる。
4. 相貌失認
❌ 誤り。正しくは、相貌失認(よく知る人の顔が分からない)は右または両側の後頭側頭葉内側下面(紡錘状回)の損傷で生じる。
❌ 誤り。正しくは、相貌失認(よく知る人の顔が分からない)は右または両側の後頭側頭葉内側下面(紡錘状回)の損傷で生じる。
5. Broca失語
✅ 正しい。左(優位半球)の下前頭回後部の損傷で生じる非流暢性失語で、発話が努力性でたどたどしく、復唱も障害されるが、聴理解は比較的保たれる。
✅ 正しい。左(優位半球)の下前頭回後部の損傷で生じる非流暢性失語で、発話が努力性でたどたどしく、復唱も障害されるが、聴理解は比較的保たれる。
【試験対策ポイント】
| 病巣 | 主な症状 |
|---|---|
| 前頭葉 | 遂行機能障害・Broca失語・肢節運動失行 |
| 頭頂葉 | 視覚失調・触覚失認・観念運動失行・半側空間無視(右) |
| 後頭側頭葉 | 相貌失認・視覚性物体失認 |
| 側頭葉 | Wernicke失語 |
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