「正常歩行について正しいのはどれか」の過去問まとめ(作業療法士国家試験・3問)
作業療法士国家試験では「正常歩行について正しいのはどれか」という問い方が、第53回〜第60回のあいだに3回出題されています(「正常歩行で正しいのはどれか」という言い回しを含む)。各回の選択肢・正答・解説の要点を1ページにまとめました。同じ問い方でも、回によって正答になる記述は変わります。並べて読むと、くり返し問われている知識が見えてきます。
各回で正答になった選択肢(=正しい記述)
- 第60回 午前第74問2. 重心は立脚中期で最も側方へ移動する。
- 第57回 午後第74問1. 足関節は1歩行周期に背屈と底屈とが2回生じる。
- 第53回 午前第74問3. 骨盤は水平面において回旋運動をする。
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第60回 午前第74問(運動学)
正常歩行で正しいのはどれか。
- 1. 立脚相の後半は抑制期である。
- 2. 重心は立脚中期で最も側方へ移動する。 ✓
- 3. 前額面において遊脚側の骨盤は上方傾斜する。
- 4. 歩行速度が速くなると遊脚相の比率は低下する。
- 5. 遊脚相で下肢が体幹の後方にある時期を減速期という。
正答:2
正常歩行では重心は立脚中期に最も高く(上下方向)、かつ立脚側(支持脚側)に最も側方移動する。
第57回 午後第74問(運動学)
正常歩行について正しいのはどれか。
- 1. 足関節は1歩行周期に背屈と底屈とが2回生じる。 ✓
- 2. 股関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが2回生じる。
- 3. 膝関節は1歩行周期に伸展と屈曲とが1回生じる。
- 4. 一側下肢の立脚相と遊脚相の割合は7:3である。
- 5. 高齢者では歩行比が大きくなる。
正答:1
正常歩行では、足関節は1歩行周期(両脚支持期→遊脚期→両脚支持期)中に底屈→背屈→底屈→背屈の動きが生じ、底屈と背屈がそれぞれ2回ずつ起こります。
第53回 午前第74問(運動学)
正常歩行について正しいのはどれか。
- 1. 肩関節は同側の踵接地時に最大屈曲位となる。
- 2. 膝関節は踵接地直後に伸展する。
- 3. 骨盤は水平面において回旋運動をする。 ✓
- 4. 骨盤は前額面において水平に保たれる。
- 5. 骨盤は遊脚側へ側方移動する。
正答:3
正常歩行では骨盤は矢状面・前額面・水平面のすべてで動く(3D運動)。
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