OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

「統合失調症について正しいのはどれか」の過去問まとめ(作業療法士国家試験・3問)

作業療法士国家試験では「統合失調症について正しいのはどれか」という問い方が、第56回〜第59回のあいだに3回出題されています(「統合失調症で正しいのはどれか」という言い回しを含む)。各回の選択肢・正答・解説の要点を1ページにまとめました。同じ問い方でも、回によって正答になる記述は変わります。並べて読むと、くり返し問われている知識が見えてきます。

各回で正答になった選択肢(=正しい記述)

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第59回 午前第96問(臨床心理学)

統合失調症で正しいのはどれか。
  1. 1. 急性発症は予後が悪い。
  2. 2. 若年発症は予後が悪い。 ✓
  3. 3. 女性は男性より予後が悪い。
  4. 4. 男性の発症率は女性の約2倍である。
  5. 5. 発症から治療開始までの期間と予後は無関係である。

正答:2

統合失調症において、若年発症(特に10代での発症)は脳の発達途上での障害を意味し、陰性症状が強く、社会機能の獲得が不十分なまま経過するため予後不良の要因とされる。

▶ 第59回 午前第96問の解説をすべて読む

第57回 午後第98問(臨床心理学)

統合失調症について正しいのはどれか。
  1. 1. 男性に多い。
  2. 2. 急性発症することが多い。
  3. 3. 若年の発症は予後が良い。
  4. 4. 中年期以後に発症することが多い。
  5. 5. 高EEの家族のもとで再発率が高くなる。 ✓

正答:5

高EE(High Expressed Emotion:高感情表出)とは家族が患者に対して批判・敵意・感情的巻き込まれが高い状態であり、統合失調症患者の再発率と強く関連します。

▶ 第57回 午後第98問の解説をすべて読む

第56回 午後第44問(臨床医学)

統合失調症について正しいのはどれか。
  1. 1. 症状寛解後は薬物治療を中止する。
  2. 2. 家族心理教育を行うことで再発率が低下する。 ✓
  3. 3. 精神病未治療期間の長短は予後と無関係である。
  4. 4. 服薬自己管理の練習は急性増悪期から開始する。
  5. 5. 障害者試行雇用〈トライアル雇用〉の対象にはならない。

正答:2

家族心理教育は統合失調症の再発予防において最も強いエビデンスを持つ介入の一つである。

▶ 第56回 午後第44問の解説をすべて読む

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