第44回 理学療法士国家試験 午前 第47問
運動学第44回午前
第44回 理学療法士国家試験 午前 第47問(運動学)の正答は 3 です。二関節筋が両端で同時に引き伸ばされると、それ以上伸びなくなって可動域が制限されます(受動的不全)。
問題
関節可動域が制限を受けるのはどれか。
- 1. 手関節掌屈位での手指伸展
- 2. 肘関節屈曲位での手関節背屈
- 3. 膝関節伸展位での股関節屈曲 ✓
- 4. 膝関節屈曲位での足関節背屈
- 5. 足関節背屈位での足指屈曲
正答:3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリで
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:3番 — 膝関節伸展位での股関節屈曲
二関節筋が両端で同時に引き伸ばされると、それ以上伸びなくなって可動域が制限されます(受動的不全)。膝関節伸展位ではハムストリングスが遠位で伸張されているため、股関節屈曲は約90°(SLRの角度)までに制限されます。膝屈曲位なら125°まで屈曲できます。
【各選択肢の解説】
1. 手関節掌屈位での手指伸展
❌ 誤り(制限されない)。手関節掌屈位では指伸筋が緩む方向ではなく短縮を要求されないため指は伸展しやすい。腱固定作用により手関節掌屈で手指は伸展する。制限されるのは掌屈位での手指屈曲。
❌ 誤り(制限されない)。手関節掌屈位では指伸筋が緩む方向ではなく短縮を要求されないため指は伸展しやすい。腱固定作用により手関節掌屈で手指は伸展する。制限されるのは掌屈位での手指屈曲。
2. 肘関節屈曲位での手関節背屈
❌ 誤り(制限されない)。手関節背屈筋(長・短橈側手根伸筋)は上腕骨外側上顆から起こるため、肘屈曲位ではむしろ弛緩し背屈しやすい。
❌ 誤り(制限されない)。手関節背屈筋(長・短橈側手根伸筋)は上腕骨外側上顆から起こるため、肘屈曲位ではむしろ弛緩し背屈しやすい。
3. 膝関節伸展位での股関節屈曲
✅ 正しい。ハムストリングス(半腱様筋・半膜様筋・大腿二頭筋長頭)が伸張され、股関節屈曲は約90°で制限される。これがSLRテストの原理。
✅ 正しい。ハムストリングス(半腱様筋・半膜様筋・大腿二頭筋長頭)が伸張され、股関節屈曲は約90°で制限される。これがSLRテストの原理。
4. 膝関節屈曲位での足関節背屈
❌ 誤り(制限されない)。腓腹筋は大腿骨顆部から起こる二関節筋なので、膝屈曲位では弛緩し背屈可動域はむしろ増える。制限されるのは膝伸展位での背屈。
❌ 誤り(制限されない)。腓腹筋は大腿骨顆部から起こる二関節筋なので、膝屈曲位では弛緩し背屈可動域はむしろ増える。制限されるのは膝伸展位での背屈。
5. 足関節背屈位での足指屈曲
❌ 誤り(制限されない)。足指屈曲を制限するのは長指伸筋の伸張だが、長指伸筋は背屈筋なので足関節背屈位では緩む。制限されるのは足関節底屈位での足指屈曲。
❌ 誤り(制限されない)。足指屈曲を制限するのは長指伸筋の伸張だが、長指伸筋は背屈筋なので足関節背屈位では緩む。制限されるのは足関節底屈位での足指屈曲。
【試験対策ポイント】
二関節筋による可動域制限は下表の組合せが頻出です。
| 固定する肢位 | 伸張される二関節筋 | 制限される運動 |
|---|---|---|
| 膝関節伸展位 | ハムストリングス | 股関節屈曲(SLR約90°) |
| 膝関節伸展位 | 腓腹筋 | 足関節背屈 |
| 手関節掌屈位 | 総指伸筋 | 手指屈曲 |
| 手関節背屈位 | 指屈筋群 | 手指伸展 |
「その筋が緩む肢位か、突っ張る肢位か」を図でイメージすると迷いません。
📗 PTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「運動学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く無料 / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚18年分・約3,595問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
スポンサーリンク(広告)