第44回 理学療法士国家試験 午前 第46問
理学療法評価学第44回午前
第44回 理学療法士国家試験 午前 第46問(理学療法評価学)の正答は 3・4 です。体幹の基本軸は、屈曲・伸展が仙骨後面、回旋が両側の上後腸骨棘を結ぶ線、側屈がヤコビー線の中点に立てた垂直線と規定されています。
問題
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における測定部位と基本軸との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 股関節外転 ―― 両側の上前腸骨棘を結ぶ線
- 2. 股関節外旋 ―― 両側の腸骨稜を結ぶ線
- 3. 胸腰部屈曲 ―― 仙骨後面 ✓
- 4. 胸腰部回旋 ―― 両側の上後腸骨棘を結ぶ線 ✓
- 5. 胸腰部側屈 ―― 両側の下後腸骨棘を結ぶ線
正答:3・4番
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解説
■ 正答:3・4番 — 胸腰部屈曲と仙骨後面/胸腰部回旋と両側の上後腸骨棘を結ぶ線
体幹の基本軸は、屈曲・伸展が仙骨後面、回旋が両側の上後腸骨棘を結ぶ線、側屈がヤコビー線の中点に立てた垂直線と規定されています。
【各選択肢の解説】
1. 股関節外転 ―― 両側の上前腸骨棘を結ぶ線
❌ 誤り。股関節外転・内転の基本軸は両側の上前腸骨棘を結ぶ線への垂直線であり、結ぶ線そのものではない。移動軸は大腿中央線。
❌ 誤り。股関節外転・内転の基本軸は両側の上前腸骨棘を結ぶ線への垂直線であり、結ぶ線そのものではない。移動軸は大腿中央線。
2. 股関節外旋 ―― 両側の腸骨稜を結ぶ線
❌ 誤り。股関節外旋・内旋の基本軸は膝蓋骨より下ろした垂直線、移動軸は下腿中央線。背臥位で股・膝90°屈曲位にして測定する。
❌ 誤り。股関節外旋・内旋の基本軸は膝蓋骨より下ろした垂直線、移動軸は下腿中央線。背臥位で股・膝90°屈曲位にして測定する。
3. 胸腰部屈曲 ―― 仙骨後面
✅ 正しい。胸腰部屈曲・伸展の基本軸は仙骨後面、移動軸は第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線。屈曲45°・伸展30°が参考可動域。
✅ 正しい。胸腰部屈曲・伸展の基本軸は仙骨後面、移動軸は第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線。屈曲45°・伸展30°が参考可動域。
4. 胸腰部回旋 ―― 両側の上後腸骨棘を結ぶ線
✅ 正しい。移動軸は両側の肩峰を結ぶ線で、座位で骨盤を固定して測る。参考可動域は左右各40°。
✅ 正しい。移動軸は両側の肩峰を結ぶ線で、座位で骨盤を固定して測る。参考可動域は左右各40°。
5. 胸腰部側屈 ―― 両側の下後腸骨棘を結ぶ線
❌ 誤り。胸腰部側屈の基本軸はヤコビー線(両側の腸骨稜最高位を結ぶ線)の中点に立てた垂直線、移動軸は第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線。
❌ 誤り。胸腰部側屈の基本軸はヤコビー線(両側の腸骨稜最高位を結ぶ線)の中点に立てた垂直線、移動軸は第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線。
【試験対策ポイント】
体幹ROMの基本軸は「屈伸=仙骨後面/回旋=上後腸骨棘を結ぶ線/側屈=ヤコビー線中点の垂直線」の3点セットで覚えます。移動軸は屈伸と側屈が同じ(第1胸椎棘突起と第5腰椎棘突起を結ぶ線)、回旋だけが両肩峰を結ぶ線です。四肢では「〜を結ぶ線への垂直線」という言い回しが多く、「結ぶ線」と書いてあるだけの選択肢は誤りのことが多いのも狙い目です。
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