第44回 理学療法士国家試験 午前 第48問
理学療法評価学第44回午前
第44回 理学療法士国家試験 午前 第48問(理学療法評価学)の正答は 5 です。聴診法では、加圧して動脈血流を遮断した後に徐々に減圧し、コロトコフ音が初めて聞こえた点(第1点)を収縮期血圧、音が消失した点(第5点)を拡張期血圧とします。
問題
上肢での血圧測定で正しいのはどれか。
- 1. 圧迫帯は肘窩部に設置する。
- 2. 圧迫帯の幅によって測定値は変化しない。
- 3. 触診法では上腕動脈の脈拍を触知しながら測定する。
- 4. 聴診法は触診法よりも測定値がやや低い。
- 5. 減圧時に血管音が初めて聞こえた点が収縮期血圧である。 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 減圧時に血管音が初めて聞こえた点が収縮期血圧である。
聴診法では、加圧して動脈血流を遮断した後に徐々に減圧し、コロトコフ音が初めて聞こえた点(第1点)を収縮期血圧、音が消失した点(第5点)を拡張期血圧とします。
【各選択肢の解説】
1. 圧迫帯は肘窩部に設置する。
❌ 誤り。マンシェットは上腕中央に巻き、下縁が肘窩の2〜3cm上にくるようにする。肘窩にかかると聴診器が当てられず正確に測れない。
❌ 誤り。マンシェットは上腕中央に巻き、下縁が肘窩の2〜3cm上にくるようにする。肘窩にかかると聴診器が当てられず正確に測れない。
2. 圧迫帯の幅によって測定値は変化しない。
❌ 誤り。幅が狭すぎると測定値は高く、広すぎると低く出る。成人上腕では幅12〜14cmが標準で、上腕周径の40%程度が目安。
❌ 誤り。幅が狭すぎると測定値は高く、広すぎると低く出る。成人上腕では幅12〜14cmが標準で、上腕周径の40%程度が目安。
3. 触診法では上腕動脈の脈拍を触知しながら測定する。
❌ 誤り。触診法では通常橈骨動脈を触知し、脈が触れ始めた点を収縮期血圧とする。上腕動脈は聴診器を当てる部位。
❌ 誤り。触診法では通常橈骨動脈を触知し、脈が触れ始めた点を収縮期血圧とする。上腕動脈は聴診器を当てる部位。
4. 聴診法は触診法よりも測定値がやや低い。
❌ 誤り。逆で、触診法は聴診法より5〜10mmHg低く出る。つまり聴診法の方が高い値になる。また触診法では拡張期血圧は測定できない。
❌ 誤り。逆で、触診法は聴診法より5〜10mmHg低く出る。つまり聴診法の方が高い値になる。また触診法では拡張期血圧は測定できない。
5. 減圧時に血管音が初めて聞こえた点が収縮期血圧である。
✅ 正しい。コロトコフ音の第1点が収縮期血圧、消失点(第5点)が拡張期血圧。減圧速度は2〜3mmHg/秒が適切。
✅ 正しい。コロトコフ音の第1点が収縮期血圧、消失点(第5点)が拡張期血圧。減圧速度は2〜3mmHg/秒が適切。
【試験対策ポイント】
血圧測定の誤差要因は頻出です。マンシェットが狭い・きつく巻きすぎ→高値、広い・緩い→低値。心臓より高い位置で測ると低値、低い位置なら高値。減圧が速すぎると収縮期は低く・拡張期は高く出ます。運動療法の中止基準(収縮期180mmHg以上・拡張期110mmHg以上など)とセットで押さえましょう。
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