PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午前 第56問

運動学第44回午前

第44回 理学療法士国家試験 午前 第56問(運動学)の正答は 3・5 です。尖足拘縮は足関節が底屈位で固定された状態です。

問題
脛骨骨折後の尖足拘縮で短縮を起こしやすい筋はどれか。2つ選べ。
  1. 1. 前脛骨筋
  2. 2. 長指伸筋
  3. 3. 後脛骨筋 ✓
  4. 4. 長母指伸筋
  5. 5. 長母指屈筋 ✓

正答:3・5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 54.5%参考値

11人の初回解答から算出(2026年10月2日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3・5番 — 後脛骨筋/長母指屈筋

尖足拘縮は足関節が底屈位で固定された状態です。したがって底屈作用をもつ筋(下腿三頭筋・後脛骨筋・長指屈筋・長母指屈筋・長腓骨筋)が短縮位に置かれ、拘縮を起こします。脛骨骨折後の長期固定や下腿の浮腫・コンパートメント症候群後に生じやすい合併症です。


【各選択肢の解説】

1. 前脛骨筋
❌ 誤り。前脛骨筋は足関節背屈・内反筋。尖足位では起始と停止が離れて伸張されるため、短縮ではなく延長位に置かれる。
2. 長指伸筋
❌ 誤り。長指伸筋は足関節背屈と第2〜5趾の伸展を行う前面の筋で、尖足位では伸張される。
3. 後脛骨筋
✅ 正しい。下腿後面深層にあり足関節底屈・内反を行う。尖足位では短縮位となり、内反尖足の変形に関与する。
4. 長母指伸筋
❌ 誤り。長母指伸筋は背屈と母趾伸展を行う前面の筋で、尖足位では伸張される。
5. 長母指屈筋
✅ 正しい。下腿後面深層から母趾末節骨に至り、足関節底屈と母趾屈曲を行う。尖足位で短縮し、母趾の屈曲拘縮(鉤趾)も伴いやすい。

【試験対策ポイント】

下腿の筋を「前面=背屈筋(前脛骨筋・長指伸筋・長母指伸筋・第3腓骨筋)」「後面=底屈筋(下腿三頭筋・後脛骨筋・長指屈筋・長母指屈筋)」「外側=外反筋(長・短腓骨筋)」の3群で覚えれば、拘縮筋の判定は瞬時にできます。尖足予防には足関節背屈0°を保つ肢位(フットボード・短下肢装具)と背屈可動域運動が基本で、これは熱傷・脳卒中・長期臥床でも共通の対応です。

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それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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