第44回 理学療法士国家試験 午後 第26問
生理学第44回午後
第44回 理学療法士国家試験 午後 第26問(生理学)の正答は 5 です。左視野の像は、右眼では鼻側網膜、左眼では耳側網膜に映ります。
問題
正しいのはどれか。
- 1. 瞳孔散大は副交感神経の作用である。
- 2. 視細胞の錐状体は明暗感覚に関与する。
- 3. 視神経乳頭部は視力の最も良い部分である。
- 4. 内側膝状体は視覚伝導路に含まれる。
- 5. 左視野の視覚情報は右後頭葉に入力する。 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — 左視野の視覚情報は右後頭葉に入力する。
左視野の像は、右眼では鼻側網膜、左眼では耳側網膜に映ります。視交叉では鼻側網膜からの線維だけが交叉するため、両眼の「左視野」の情報はまとめて右視索→右外側膝状体→右後頭葉(一次視覚野)へ入力されます。
【各選択肢の解説】
1. 瞳孔散大は副交感神経の作用である。
❌ 誤り。散瞳(瞳孔散大筋)は交感神経、縮瞳(瞳孔括約筋)は副交感神経(動眼神経)の作用です。逆に覚えている受験生が非常に多い項目です。
❌ 誤り。散瞳(瞳孔散大筋)は交感神経、縮瞳(瞳孔括約筋)は副交感神経(動眼神経)の作用です。逆に覚えている受験生が非常に多い項目です。
2. 視細胞の錐状体は明暗感覚に関与する。
❌ 誤り。錐状体(錐体細胞)は明るい所ではたらき色覚と高い視力を担います。暗所での明暗感覚は杆状体(杆体細胞)です。
❌ 誤り。錐状体(錐体細胞)は明るい所ではたらき色覚と高い視力を担います。暗所での明暗感覚は杆状体(杆体細胞)です。
3. 視神経乳頭部は視力の最も良い部分である。
❌ 誤り。視神経乳頭には視細胞がなく盲点(マリオット盲点)になります。視力が最も良いのは黄斑の中心窩です。
❌ 誤り。視神経乳頭には視細胞がなく盲点(マリオット盲点)になります。視力が最も良いのは黄斑の中心窩です。
4. 内側膝状体は視覚伝導路に含まれる。
❌ 誤り。内側膝状体は聴覚の中継核です。視覚の中継核は外側膝状体です。
❌ 誤り。内側膝状体は聴覚の中継核です。視覚の中継核は外側膝状体です。
5. 左視野の視覚情報は右後頭葉に入力する。
✅ 正しい。視交叉で鼻側線維が交叉するため、視野と反対側の後頭葉に投射します。
✅ 正しい。視交叉で鼻側線維が交叉するため、視野と反対側の後頭葉に投射します。
【試験対策ポイント】
膝状体と視細胞は毎年のように狙われます。
| 項目 | 視覚 | 聴覚 |
|---|---|---|
| 中継核 | 外側膝状体 | 内側膝状体 |
| 一次野 | 後頭葉(鳥距溝周囲) | 側頭葉(横側頭回) |
| 視細胞 | はたらく明るさ | 担う機能 | 分布 |
|---|---|---|---|
| 錐状体 | 明所視 | 色覚・鋭い視力 | 中心窩に密集 |
| 杆状体 | 暗所視 | 明暗(光覚) | 網膜周辺部に多い |
視野障害の型:視交叉正中部の障害(下垂体腺腫)→両耳側半盲/視索より後方の一側障害→同名半盲(障害と反対側の視野が欠ける)。
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