PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午後 第32問

生理学第44回午後

第44回 理学療法士国家試験 午後 第32問(生理学)の正答は 4 です。黄体化ホルモン(LH)は下垂体前葉から分泌され、排卵を起こすとともに排卵後の卵胞を黄体へ変化させます。

問題
正しいのはどれか。
  1. 1. プロラクチンは乳腺から分泌される。
  2. 2. 卵胞刺激ホルモンは視床下部から分泌される。
  3. 3. エストロゲンは下垂体ホルモン分泌を促進する。
  4. 4. 黄体化ホルモンはプロゲステロンの分泌を促進する。
  5. 5. 性腺刺激ホルモン放出ホルモンは下垂体から分泌される。

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 黄体化ホルモンはプロゲステロンの分泌を促進する。

黄体化ホルモン(LH)は下垂体前葉から分泌され、排卵を起こすとともに排卵後の卵胞を黄体へ変化させます。黄体からはプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌され、子宮内膜を着床に適した状態に保ちます。


【各選択肢の解説】

1. プロラクチンは乳腺から分泌される。
❌ 誤り。プロラクチンは下垂体前葉から分泌され、乳腺に作用して乳汁産生を促します。分泌部位と作用部位を取り違えさせる典型的なひっかけです。
2. 卵胞刺激ホルモンは視床下部から分泌される。
❌ 誤り。卵胞刺激ホルモン(FSH)も下垂体前葉から分泌されます。
3. エストロゲンは下垂体ホルモン分泌を促進する。
❌ 誤り。エストロゲンは通常負のフィードバックでGnRH・FSH・LHの分泌を抑制します(排卵直前だけ例外的に正のフィードバックでLHサージを起こします)。原則は抑制と覚えます。
4. 黄体化ホルモンはプロゲステロンの分泌を促進する。
✅ 正しい。LHサージ→排卵→黄体形成→プロゲステロン分泌という流れです。
5. 性腺刺激ホルモン放出ホルモンは下垂体から分泌される。
❌ 誤り。GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)は視床下部から分泌され、下垂体門脈を通って下垂体前葉に作用します。

【試験対策ポイント】

「放出ホルモン=視床下部」「刺激ホルモン=下垂体前葉」「最終ホルモン=標的内分泌腺」という3階層で整理すると、この手の問題はほぼ解けます。

下垂体前葉ホルモン6つ=成長ホルモン・プロラクチン・ACTH・TSH・FSH・LH。下垂体後葉はバソプレシンとオキシトシンの2つだけで、しかもこれらは視床下部の神経細胞で作られ後葉に運ばれて放出される(後葉で産生されるのではない)点が狙われます。

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