第44回 理学療法士国家試験 午後 第45問
運動学第44回午後
第44回 理学療法士国家試験 午後 第45問(運動学)の正答は 2 です。床反力計(フォースプレート)は床に加わる力の3方向成分とモーメントを測る装置で、そこから足圧中心(COP)の軌跡を算出します。
問題
運動分析の計測対象と機器との組合せで正しいのはどれか。
- 1. 筋トルク ―― 表面筋電計
- 2. 足圧中心 ―― 床反力計 ✓
- 3. 関節座標 ―― 電気角度計
- 4. 関節角速度 ―― 圧電計
- 5. 関節モーメント ―― 加速度計
正答:2番
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解説
■ 正答:2番 — 足圧中心 ―― 床反力計
床反力計(フォースプレート)は床に加わる力の3方向成分とモーメントを測る装置で、そこから足圧中心(COP)の軌跡を算出します。重心動揺検査や歩行分析で最も基本となる計測機器です。
【各選択肢の解説】
1. 筋トルク ―― 表面筋電計
❌ 誤り。表面筋電計が測るのは筋の電気的活動(筋放電のタイミングと相対的な大きさ)です。筋トルクの絶対値は等速性筋力測定装置(ダイナモメータ)で測ります。
❌ 誤り。表面筋電計が測るのは筋の電気的活動(筋放電のタイミングと相対的な大きさ)です。筋トルクの絶対値は等速性筋力測定装置(ダイナモメータ)で測ります。
2. 足圧中心 ―― 床反力計
✅ 正しい。床反力の作用点=足圧中心を算出できます。
✅ 正しい。床反力の作用点=足圧中心を算出できます。
3. 関節座標 ―― 電気角度計
❌ 誤り。電気角度計(エレクトロゴニオメータ)は関節角度を測る機器です。三次元的な関節座標を得るには反射マーカーとカメラを用いた三次元動作解析装置が必要です。
❌ 誤り。電気角度計(エレクトロゴニオメータ)は関節角度を測る機器です。三次元的な関節座標を得るには反射マーカーとカメラを用いた三次元動作解析装置が必要です。
4. 関節角速度 ―― 圧電計
❌ 誤り。圧電素子は圧力・力・加速度の検出に用います。角速度の直接計測にはジャイロセンサを使います。
❌ 誤り。圧電素子は圧力・力・加速度の検出に用います。角速度の直接計測にはジャイロセンサを使います。
5. 関節モーメント ―― 加速度計
❌ 誤り。関節モーメントは床反力計のデータと身体各節の位置・質量・慣性から逆動力学演算で求めます。加速度計単独では算出できません。
❌ 誤り。関節モーメントは床反力計のデータと身体各節の位置・質量・慣性から逆動力学演算で求めます。加速度計単独では算出できません。
【試験対策ポイント】
「何を直接測る機器か」と「計算で求める量か」を分けて考えるのがコツです。直接計測=床反力(床反力計)・関節角度(角度計)・筋活動(筋電計)・加速度(加速度計)。演算で求める=関節モーメント・関節パワー・重心位置(COG)。
COPとCOGの区別も頻出です。COP(足圧中心)は床反力の作用点で床反力計から得られ、COG(重心)は身体質量の中心で動作解析から推定します。静止立位ではCOPはCOGの周囲を細かく動き、その振れ幅(外周面積・総軌跡長)がバランス能力の指標になります。
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