PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午後 第57問

臨床心理学第44回午後

第44回 理学療法士国家試験 午後 第57問(臨床心理学)の正答は 5 です。反動形成は、受け入れがたい欲求や感情を抑圧し、それと正反対の態度・行動をとる防衛機制です。

問題
好きな異性に意地悪をするという行動に関連する防衛機制はどれか。
  1. 1. 退行
  2. 2. 昇華
  3. 3. 投影
  4. 4. 合理化
  5. 5. 反動形成

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 反動形成

反動形成は、受け入れがたい欲求や感情を抑圧し、それと正反対の態度・行動をとる防衛機制です。好きだという気持ちを素直に出せず、意地悪や冷淡な態度として表す行動はその典型例です。


【各選択肢の解説】

1. 退行
❌ 誤り。ストレス下でより未熟な発達段階の行動に戻ることです(入院した子どもが再びおねしょをする、など)。
2. 昇華
❌ 誤り。社会的に受け入れられない欲求を、価値ある活動に置き換えることです(攻撃性をスポーツや芸術に向ける)。
3. 投影
❌ 誤り。自分の中の受け入れがたい感情を、相手が持っているものとみなすことです(自分が嫌っているのに「あの人が私を嫌っている」と感じる)。
4. 合理化
❌ 誤り。満たされなかった欲求にもっともらしい理由をつけて正当化することです(イソップ寓話の「すっぱいブドウ」)。
5. 反動形成
✅ 正しい。好意という抑圧された感情の正反対である敵対的行動として表れており、反動形成に該当します。

【試験対策ポイント】

防衛機制は具体例とセットで暗記するのが最短です。抑圧(意識から締め出す)/否認(現実を認めない)/置き換え(八つ当たり)/代償/同一化(憧れの人の真似)/取り入れ/知性化(不安を理屈で処理)/打ち消し(謝罪や儀式で埋め合わせ)/隔離(感情と観念を切り離す)/解離。なかでも反動形成・昇華・合理化・投影・退行は国試の常連です。「潔癖すぎる清掃行動=不潔への欲求の反動形成」といった例も押さえておきましょう。

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