第44回 理学療法士国家試験 午後 第63問
リハビリテーション医学第44回午後
第44回 理学療法士国家試験 午後 第63問(リハビリテーション医学)の正答は 2・5 です。ICFでいう活動制限とは、歩行・更衣・食事といった生活行為(活動)レベルの困難を指します。
問題
活動制限に対する治療場面を示すのはどれか。2つ選べ。
- 1. 図1
- 2. 図2 ✓
- 3. 図3
- 4. 図4
- 5. 図5 ✓
正答:2・5番
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解説
■ 正答:2・5番 — 図2/図5
ICFでいう活動制限とは、歩行・更衣・食事といった生活行為(活動)レベルの困難を指します。図2は座位で上衣を着る更衣動作の練習、図5は杖を使った歩行を療法士が介助する場面で、いずれも活動そのものを対象とした治療です。残る3枚は関節可動域や上肢機能といった心身機能・身体構造レベルへのアプローチです。
【各選択肢の解説】
1. 図1
❌ 誤り。台につかまって立位を保ちながら輪投げを行う場面で、立位保持能力と上肢のリーチという機能面を高める運動療法です。
❌ 誤り。台につかまって立位を保ちながら輪投げを行う場面で、立位保持能力と上肢のリーチという機能面を高める運動療法です。
2. 図2
✅ 正しい。座位で袖に腕を通し上衣を着ている場面で、更衣というADL(活動)を直接練習しています。
✅ 正しい。座位で袖に腕を通し上衣を着ている場面で、更衣というADL(活動)を直接練習しています。
3. 図3
❌ 誤り。端座位で療法士が下腿を支え、矢印の方向へ膝を動かしている関節可動域訓練で、機能障害へのアプローチです。
❌ 誤り。端座位で療法士が下腿を支え、矢印の方向へ膝を動かしている関節可動域訓練で、機能障害へのアプローチです。
4. 図4
❌ 誤り。療法士が両手で患者の手部を把持し、矢印方向に動かしている手関節・手指の他動運動で、これも機能障害へのアプローチです。
❌ 誤り。療法士が両手で患者の手部を把持し、矢印方向に動かしている手関節・手指の他動運動で、これも機能障害へのアプローチです。
5. 図5
✅ 正しい。T字杖を使った歩行を側方から介助しており、移動(歩行)という活動を対象とした訓練です。
✅ 正しい。T字杖を使った歩行を側方から介助しており、移動(歩行)という活動を対象とした訓練です。
【試験対策ポイント】
ICFの階層で治療場面を分類する問題は繰り返し出題されます。心身機能・身体構造=関節可動域訓練・筋力増強・物理療法・徒手療法/活動=ADL訓練(更衣・食事・整容・移乗)・歩行訓練・車椅子駆動/参加=復職支援・地域活動への参加・住環境調整や職場調整。図を見たら「その人の体の部品を直しているのか(機能)、生活行為そのものを練習しているのか(活動)、社会的役割を支えているのか(参加)」を順に問うと確実に分類できます。
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