第44回 理学療法士国家試験 午後 第74問
内科学・臨床医学第44回午後
第44回 理学療法士国家試験 午後 第74問(内科学・臨床医学)の正答は 2・5 です。Basedow病はTSH受容体に対する自己抗体により甲状腺が持続的に刺激され、甲状腺ホルモンが過剰となる疾患です。
問題
正しい組合せはどれか。2つ選べ。
- 1. 性腺刺激ホルモン ―― Cushing病
- 2. 甲状腺ホルモン ―― Basedow病 ✓
- 3. プロラクチン ―― Addison病
- 4. オキシトシン ―― 尿崩症
- 5. 成長ホルモン ―― 末端肥大症 ✓
正答:2・5番
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解説
■ 正答:2・5番 — 甲状腺ホルモン ―― Basedow病/成長ホルモン ―― 末端肥大症
Basedow病はTSH受容体に対する自己抗体により甲状腺が持続的に刺激され、甲状腺ホルモンが過剰となる疾患です。末端肥大症は下垂体腺腫による成長ホルモンの過剰分泌が原因で、骨端線閉鎖後に発症すると手足・下顎の肥大を来します。
【各選択肢の解説】
1. 性腺刺激ホルモン ―― Cushing病
❌ 誤り。Cushing病は下垂体腺腫からのACTH(副腎皮質刺激ホルモン)過剰分泌により、コルチゾールが過剰となる疾患です。
❌ 誤り。Cushing病は下垂体腺腫からのACTH(副腎皮質刺激ホルモン)過剰分泌により、コルチゾールが過剰となる疾患です。
2. 甲状腺ホルモン ―― Basedow病
✅ 正しい。頻脈・体重減少・発汗過多・手指振戦を呈し、Merseburgの3徴(甲状腺腫・眼球突出・頻脈)が有名です。
✅ 正しい。頻脈・体重減少・発汗過多・手指振戦を呈し、Merseburgの3徴(甲状腺腫・眼球突出・頻脈)が有名です。
3. プロラクチン ―― Addison病
❌ 誤り。Addison病は副腎皮質の破壊によるコルチゾール・アルドステロンの低下が本態で、全身倦怠感・低血圧・色素沈着を来します。プロラクチン過剰は下垂体腺腫による乳汁漏出・無月経です。
❌ 誤り。Addison病は副腎皮質の破壊によるコルチゾール・アルドステロンの低下が本態で、全身倦怠感・低血圧・色素沈着を来します。プロラクチン過剰は下垂体腺腫による乳汁漏出・無月経です。
4. オキシトシン ―― 尿崩症
❌ 誤り。尿崩症は下垂体後葉のバソプレシン(抗利尿ホルモン)の分泌低下または腎の反応性低下により多尿・多飲を来します。オキシトシンは子宮収縮・射乳に関与します。
❌ 誤り。尿崩症は下垂体後葉のバソプレシン(抗利尿ホルモン)の分泌低下または腎の反応性低下により多尿・多飲を来します。オキシトシンは子宮収縮・射乳に関与します。
5. 成長ホルモン ―― 末端肥大症
✅ 正しい。成長期に過剰となれば下垂体性巨人症、骨端線閉鎖後であれば末端肥大症となります。
✅ 正しい。成長期に過剰となれば下垂体性巨人症、骨端線閉鎖後であれば末端肥大症となります。
【試験対策ポイント】
内分泌疾患はどのホルモンが過剰か欠乏かで整理します。過剰ではBasedow病=甲状腺ホルモン/Cushing病=ACTH(Cushing症候群=コルチゾール)/末端肥大症・巨人症=成長ホルモン/原発性アルドステロン症=アルドステロン/褐色細胞腫=カテコールアミン。欠乏では橋本病・粘液水腫=甲状腺ホルモン/Addison病=副腎皮質ホルモン/尿崩症=バソプレシン/Sheehan症候群=下垂体前葉ホルモン全般/テタニー=副甲状腺ホルモンです。PTでは、Cushing症候群やステロイド長期投与での骨粗鬆症・近位筋の筋力低下(ミオパチー)、甲状腺機能低下症での易疲労と徐脈に注意します。
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