PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第44回 理学療法士国家試験 午後 第75問

整形外科学第44回午後

第44回 理学療法士国家試験 午後 第75問(整形外科学)の正答は 5 です。第2中足骨骨頭に生じる骨端症はFreiberg病(第2Köhler病)で、10代の女子に好発します。

問題
女児に多い骨端症の罹患部位はどれか。
  1. 1. 大腿骨骨頭
  2. 2. 脛骨粗面
  3. 3. 踵骨
  4. 4. 足の舟状骨
  5. 5. 第2中足骨

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 第2中足骨

第2中足骨骨頭に生じる骨端症はFreiberg病(第2Köhler病)で、10代の女子に好発します。ハイヒールの着用など前足部への繰り返す荷重が誘因とされ、中足骨骨頭部の疼痛・腫脹・可動域制限を来します。


【各選択肢の解説】

1. 大腿骨骨頭
❌ 誤り。Perthes病(大腿骨頭壊死)は5〜7歳ごろの男児に圧倒的に多く(男女比4〜5:1)、跛行と股関節・膝の痛みで発症します。
2. 脛骨粗面
❌ 誤り。Osgood-Schlatter病は10〜15歳のスポーツをする男子に多く、大腿四頭筋の牽引による脛骨粗面部の疼痛と隆起が特徴です。
3. 踵骨
❌ 誤り。Sever病(踵骨骨端症)は8〜12歳の活動的な男児に多く、アキレス腱付着部の踵部痛を来します。
4. 足の舟状骨
❌ 誤り。第1Köhler病は3〜7歳の男児に多く、足内側の疼痛と跛行を来します。予後は良好です。
5. 第2中足骨
✅ 正しい。Freiberg病(第2Köhler病)は思春期の女子に好発する骨端症です。

【試験対策ポイント】

骨端症は部位・好発年齢・性差をセットで暗記します。

骨端症罹患部位好発年齢・性差
Perthes病大腿骨頭5〜7歳・男児
Osgood-Schlatter病脛骨粗面10〜15歳・男子
Sever病踵骨骨端8〜12歳・男児
第1Köhler病足の舟状骨3〜7歳・男児
Freiberg病(第2Köhler病)第2中足骨頭12〜18歳・女子
Panner病上腕骨小頭学童期・男児
Scheuermann病椎体骨端思春期・男子

骨端症のほとんどが男児優位のなかで、Freiberg病だけが女子に多いという点がそのまま出題ポイントになります。理学療法では原則として安静・免荷・スポーツ活動の制限を行い、疼痛管理と隣接関節の可動域維持を図ります。

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