第49回 理学療法士国家試験 午後 第43問
内科学・臨床医学第49回午後
第49回 理学療法士国家試験 午後 第43問(内科学・臨床医学)の正答は 3 です。糖尿病性神経障害で最も頻度が高いのは、左右対称・下肢遠位優位に始まる多発神経障害です。
問題
糖尿病性神経障害で正しいのはどれか。
- 1. 単神経障害を呈することが多い。
- 2. 近位部の筋力低下が生じやすい。
- 3. アキレス腱反射が低下しやすい。 ✓
- 4. 深部感覚では位置覚が障害されやすい。
- 5. 感覚障害は左右非対称であることが多い。
正答:3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。記録は残りません — 記録・弱点分析つきは無料アプリで
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:3番 — アキレス腱反射が低下しやすい。
糖尿病性神経障害で最も頻度が高いのは、左右対称・下肢遠位優位に始まる多発神経障害です。最も早期に現れる他覚所見がアキレス腱反射の低下・消失と足趾の振動覚低下であり、スクリーニングの基本項目とされています。
【各選択肢の解説】
1. 単神経障害を呈することが多い。
❌ 誤り。最も多いのは左右対称性の多発神経障害(遠位対称性ポリニューロパチー)です。動眼神経麻痺などの単神経障害も起こりますが頻度は低くなります。
❌ 誤り。最も多いのは左右対称性の多発神経障害(遠位対称性ポリニューロパチー)です。動眼神経麻痺などの単神経障害も起こりますが頻度は低くなります。
2. 近位部の筋力低下が生じやすい。
❌ 誤り。遠位部(足趾・足関節周囲)優位に筋力低下が生じます。近位筋優位に筋力低下・筋萎縮をきたす糖尿病性筋萎縮症は特殊な病型です。
❌ 誤り。遠位部(足趾・足関節周囲)優位に筋力低下が生じます。近位筋優位に筋力低下・筋萎縮をきたす糖尿病性筋萎縮症は特殊な病型です。
3. アキレス腱反射が低下しやすい。
✅ 正しい。最も遠位を支配する反射から障害されるため、アキレス腱反射の低下・消失が早期から出現します。
✅ 正しい。最も遠位を支配する反射から障害されるため、アキレス腱反射の低下・消失が早期から出現します。
4. 深部感覚では位置覚が障害されやすい。
❌ 誤り。深部感覚のなかでは振動覚が早期かつ優位に障害されます(音叉による足内果での振動覚検査が標準)。
❌ 誤り。深部感覚のなかでは振動覚が早期かつ優位に障害されます(音叉による足内果での振動覚検査が標準)。
5. 感覚障害は左右非対称であることが多い。
❌ 誤り。左右対称性で、足先から始まり上行する「靴下型(stocking-glove型)」の分布を示します。
❌ 誤り。左右対称性で、足先から始まり上行する「靴下型(stocking-glove型)」の分布を示します。
【試験対策ポイント】
糖尿病性多発神経障害の3大早期所見=足趾の異常感覚(しびれ・じんじん感)/アキレス腱反射の低下・消失/足趾・内果の振動覚低下。
- 分布は遠位対称性(靴下・手袋型)、下肢から始まる。
- 感覚低下による無自覚の外傷が糖尿病足病変(潰瘍・壊疽)につながるため、フットケアと毎日の足の視診の指導が理学療法士の重要な役割。
- 自律神経障害も合併し、起立性低血圧・無痛性心筋虚血・発汗異常・便秘/下痢をきたす。運動療法中に自覚症状の乏しい虚血が起こりうる点に注意する。
- 運動療法の禁忌・注意:増殖性網膜症(血圧上昇を伴う運動は避ける)、腎症の進行例、足潰瘍がある場合は免荷。
- 糖尿病の三大合併症=神経障害・網膜症・腎症(発症するのもこの順が多い)。
📗 PTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、PT国試ノート「内科学」該当の章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く全科目セット 850円・買い切り / 12科目・全84章。運動学・解剖学・生理学は無料で読めます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
理学療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚18年分・約3,595問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
スポンサーリンク(広告)