PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第45回 理学療法士国家試験 午前 第45問

リハビリテーション医学第45回午前

第45回 理学療法士国家試験 午前 第45問(リハビリテーション医学)の正答は 3・5 です。ICFの「活動と参加」はd(domains)で始まるコードで分類され(d1 学習と知識の応用〜d9 コミュニティライフ・社会生活)、実行状況(performance)と能力(capacity)という2つの評価点で記録します。

問題
国際生活機能分類(ICF)に基づく活動と参加の評価で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 1. 「態度」は評価項目に含まれる。
  2. 2. 「支援と関係」は評価項目に含まれる。
  3. 3. d(domain)で始まるコードで分類される。
  4. 4. 「能力」は標準的な生活機能レベルを示す。
  5. 5. 「実行状況」は個人が現在の環境で行っている活動や参加を示す。

正答:3・5番

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解説
■ 正答:3・5番 — d(domain)で始まるコードで分類される/「実行状況」は個人が現在の環境で行っている活動や参加を示す

ICFの「活動と参加」はd(domains)で始まるコードで分類され(d1 学習と知識の応用〜d9 コミュニティライフ・社会生活)、実行状況(performance)能力(capacity)という2つの評価点で記録します。実行状況は「現在の環境で実際に行っていること」を表します。


【各選択肢の解説】

1. 「態度」は評価項目に含まれる。
❌ 誤り。「態度」は環境因子(e4)の章に含まれる項目であり、活動と参加ではない。
2. 「支援と関係」は評価項目に含まれる。
❌ 誤り。「支援と関係」も環境因子(e3)の章の項目である。
3. d(domain)で始まるコードで分類される。
✅ 正しい。ICFのコードはb(心身機能)・s(身体構造)・d(活動と参加)・e(環境因子)で始まる。
4. 「能力」は標準的な生活機能レベルを示す。
❌ 誤り。「能力(capacity)」は標準的な(統制された)環境で個人が課題を遂行する能力=環境の影響を除いた最高レベルを示すものであり、「標準的な生活機能レベル」を意味するのではない。
5. 「実行状況」は個人が現在の環境で行っている活動や参加を示す。
✅ 正しい。実行状況(performance)は実生活の環境の中で実際に行っていることを表す。

【試験対策ポイント】

コード構成要素
b心身機能
s身体構造
d活動と参加
e環境因子
  • 能力と実行状況の差=環境因子の影響。能力>実行状況なら環境が阻害因子となっており、環境調整で改善余地がある
  • ICFはICIDH(機能障害→能力障害→社会的不利という一方向モデル)を改め、双方向の相互作用モデルかつ中立的用語を用いる
  • 個人因子(年齢・性別・生活歴・価値観)は分類されていない点も頻出
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