第45回 理学療法士国家試験 午前 第59問
解剖学第45回午前
第45回 理学療法士国家試験 午前 第59問(解剖学)の正答は 5 です。腎臓の機能単位であるネフロン=腎小体(糸球体+Bowman囊)+尿細管です。
問題
正しいのはどれか。
- 1. 右腎は左腎よりも高い位置にある。
- 2. 集合管は腎門を通る。
- 3. 腎杯はネフロンに含まれる。
- 4. 尿細管は腎小体に含まれる。
- 5. Henle係蹄は尿細管に含まれる。 ✓
正答:5番
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解説
■ 正答:5番 — Henle係蹄は尿細管に含まれる。
腎臓の機能単位であるネフロン=腎小体(糸球体+Bowman囊)+尿細管です。尿細管は近位尿細管→Henle係蹄→遠位尿細管の順に続き、その後に集合管へ注ぎます。
【各選択肢の解説】
1. 右腎は左腎よりも高い位置にある。
❌ 誤り。右腎は上方にある肝臓に押し下げられるため、左腎より半椎体ほど低い位置にあります。
❌ 誤り。右腎は上方にある肝臓に押し下げられるため、左腎より半椎体ほど低い位置にあります。
2. 集合管は腎門を通る。
❌ 誤り。腎門を通るのは腎動脈・腎静脈・尿管・リンパ管・神経です。集合管は腎錐体の中を走り、腎乳頭の先端で腎杯に開口します。
❌ 誤り。腎門を通るのは腎動脈・腎静脈・尿管・リンパ管・神経です。集合管は腎錐体の中を走り、腎乳頭の先端で腎杯に開口します。
3. 腎杯はネフロンに含まれる。
❌ 誤り。腎杯(小腎杯・大腎杯)は腎盂へつながる尿路(集合系)であり、ネフロンには含まれません。
❌ 誤り。腎杯(小腎杯・大腎杯)は腎盂へつながる尿路(集合系)であり、ネフロンには含まれません。
4. 尿細管は腎小体に含まれる。
❌ 誤り。腎小体は糸球体とBowman囊からなります。尿細管は腎小体に続く別の部分で、両者を合わせてネフロンといいます。
❌ 誤り。腎小体は糸球体とBowman囊からなります。尿細管は腎小体に続く別の部分で、両者を合わせてネフロンといいます。
5. Henle係蹄は尿細管に含まれる。
✅ 正しい。近位尿細管に続いて髄質へ下行・上行するU字状の部分がHenle係蹄で、対向流増幅系により尿の濃縮に関わります。
✅ 正しい。近位尿細管に続いて髄質へ下行・上行するU字状の部分がHenle係蹄で、対向流増幅系により尿の濃縮に関わります。
【試験対策ポイント】
尿の通り道は糸球体→Bowman囊→近位尿細管→Henle係蹄→遠位尿細管→集合管→腎乳頭→小腎杯→大腎杯→腎盂→尿管→膀胱→尿道の順で暗記します。再吸収の主役は近位尿細管(グルコース・アミノ酸はほぼ全量、Na・水の約2/3)、濃縮の主役はHenle係蹄と集合管(ADHが作用)です。「腎小体=糸球体+Bowman囊」「ネフロン=腎小体+尿細管」という入れ子関係は毎年のように問われます。
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